過去ログ - アリエラ「赤いリボンのおまじない」【銃ファフ】
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◆aRIeLlAd6Q
[saga]
2015/09/27(日) 00:09:18.57 ID:S5LvOcOOo
「疲れて寝ちゃったみたいだね」
ボクは、泣きつかれたレンをベッドに寝かせる。すうすうと安らかな寝息を立てているレンを見つめながらレンとの過去を思い出していた
「……血の繋がりもないボク達だけど、もうかけがえのない家族なんだね。今日でそれを痛感したよ」
起こさないように小声で、自分に言い聞かせるように言った
「……これからも、ボクはレンを守ってあげないとね。いや、レンだけじゃなくて、教室の皆も、かな」
リーザが教室の皆は家族同然だと言っていたことを思い出した。ボク達は気づいたら、たくさんの家族に囲まれていたんだね
「……物部クンは、いったい誰を選んでくれるのかな? レンを選んでくれたらとても嬉しいけど、レンはきっとボクも一緒に選んでほしいっていいそうだなー」
でも、本当にそうなったらどんな関係になるんだろうと、頭の中で考えてみる。でも、明確にイメージが出来なくて途中でやめた
「……明日は学校だから、ボクもいい加減に寝ようかな」
ボクはブレスレットを手首から外し、リボンを解いて机の上に置き、レンの隣に寝転がって寝顔を見つめる。さっきまで泣いていたけど、今は穏やかそうだ
「貰ったこのリボン、大事にするね。それと……これからも、ずっと一緒にいようね」
寝ているレンに、ボクは小声で言ってから、目を閉じて眠りに落ちた
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