過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 20 【安価】
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165: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2015/10/15(木) 03:38:51.22 ID:UkkC4grso


　　　　　 ヾ : {: 灼V　　/::/::/　 　 　 　 __ノ: : :ヽl: : 乂
　　　　　　从: :ﾊ/　　　　 　 　 　 　 　 }　|: : : : : : !: }　　　　　俺がその後も何度か『重村ラボ』を訪れたのは
　　　　　 　 ﾉ'　 ､ _ 　　　　　　　　 　 ハ ﾘl: |: : : :|ﾉ'
　　　　　　　 　 　 . 　 ＿　　　　　　　　　 ﾉｨ从: 八
　　　 　 　 　 　 　 ヽ´　 ｀　 　 　／　　　　　　 jﾍ　　　　　　　　　比嘉ちゃん先輩や凛子さんが居たからなのだが
　　　　　　　　　　　　＼　　 　イ　　　　　　　 ／　ヽ-､
　　　　　　　　　　　　　 ￣　ヽ　　　　　　　／　　　 }　 ＼___
　　　　　　　　　　　　　　　　 ハ　　　　 ／　　　　　|　 　 |　 ｀　　　　　　　　　　　残念ながら良い人ばかりではなかったし
　　　　　　　　　　　　　　 ／| 〉 ',　　.／　　　　　　 ′　　|　　　　　｀
　　　　　　　　　　　 __ イ 　 |＼ 　/´ ＼　　　 　 /　　 　 |　　　　　　 　 　 ＞､
　　　　　　　_　-ｧ;7:i://　　/|　|::V　　　ハ 　 　 .′　　　 |　　　　　　　　/´　　＼　　　　　良いことばかりでもなかった
　　　　　 ／ 　/;i;i;i;/ ＞. /　}/}::::| 　／::::::}　　/　　　　　 |　 　 　 　 　 /　　　　　}


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ィ ¨ '¬-､
　　　　　　　　　　　　　　　, <¨:￣.:.:l　　　l　　`ー-､
　　　　　　　　　　 　 　 ／ 　 ＼: .l.:ﾄ､ 　 l　　　／;.:へ　　　　特に辟易とさせられたのが須藤だか須郷だか言う男だ
　　　　　　　　　　　 　 l ￣_　 ___＼:| :「ﾚ'.:＿ _ _　　　 {
　　　　　　　　　　　　 ﾑ ' : ／.:.:.:.＼l :l.:ﾚ'.:.:.:__.:.:.:＼ ヽ.ﾍ
　　　　　　　 　 　 　 ﾉ : : : ＞' ¨ ￣ l l.:| ￣　　¨'＜l.　ヽ:}　　　　この男と比較すると茅場晶彦は絡んでこない分遥かにマシだった
　　　　　　　　　　 　.ﾑ.:.:.:/　　　　　 | |:|　　　　　　 ﾏ　 `<
　　　　　　　 　 　 　 　l.:.:.:ﾌ　_. 　 　 l N　　　 　 _　く.:ヽ_ノ
　　　　　　　　　　　　　l.:.:/　　 ＼._　l:|　　 _ ／　　 ﾐ.:.:./　　　　『重村ラボ』に出入りしている時点で優秀なのだろうに
　　　　　　　　　　　　/ﾆv　t‐tﾃｭミ　ﾘ 　 'Ftﾃr‐ｧ　 vく
　　　　　　　　　　 　 | /:ﾊ.　 ￣￣'　　　　`￣￣ 　 ﾑ<.}
　　　　　　　　　　 　 ヽヽﾊ　　　　 　 　|　　　　　　 ﾑ)/　　　　その才能を磨くことよりも周囲に自分を認めさせることに腐心していたと思う
　　　　　　　　　　　　　＼ '　　 　 　 　 !　　　　　　ﾑ/
　　　　　　　　　　　　　　 込　　　 　 '　'　　　　　 ,イ
　　　　　　　　　　　 　 　 |:l::ﾄ､ 　t:―――‐:ｧ　 ,ｲ.ﾘ　　　　俺が年下だったからなのだろうと思うが、いちいち当たりが強くて煩わしかった
　　　　　　　　　　　 　 　 lﾊ:|. ＼　￣.二.￣　.／l:/
　　　　　　　　　　　　　　　__l. 　 ＼　 　 　.／　 |__
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ヽ| 　 　 ` --- '　　　|ノ.|　　　　一応先達として敬意を表するつもりはあったのだが
　　　　　　　　　　　　 ／|　　 ｀'　､__　　 __,..　'´　　ﾄ､
　　　 　 　 　 　 　 ／: : :|　　　　　 ム__ム　　　 　 |: : ＼
　　　　　　 ,．. : ':l : : : : :.|　 　 　 .∧::::::::::∧.　　　 | : : : : ト､　　　　　　どうもそれだけではご不満だったらしい
　　　,.. : '´: : : : : |: : : : : :lヽ 　　 /　.V:::::/　ヽ 　 　|: : : : : | : ｀': .､
,. : '´: : : : : : : : : :|: : : : : :|.:.:ヽ　/　　 〉::〈　　 ヽ_／|: : : : : :|: : : : : :｀': .､
: : : : : : : : : : : : :..l: : : : : :|.:.:.:.∨　　./:::::::', 　　 /.:.:.l : : : : : |: : : : : : : : : ｀: ､



　　　　ノィ|: : : : : : : : : : : : : : .　　＼　　　　　　 　 ｀ー―――==彡. : }　 |　＼　＿　 ＼
　　　　 　 |: /: : : : : : : : : :＼: : :.　　 ＼　ﾟ:　:。 　　　　　　　　　ノ⌒ ､{　│　　＼ ヽ｀ヽ ｝
　　　　 　 |/: : : |: : : : :|: : : |:.＼: : :.　　 ＼　　｀ー――――==彡 　　　 /⌒ヽ　 ｝ ､｝　　　　　　茅場晶彦に落胆し、茅場晶彦に焦がれた
　 　 　 　.ｲ: : : :.|: : : : :|: : : |: :|:.:＼:.､＿＿＿__,　　ー―−　´⌒ ）　 　 〈 　 　 ｝リ　ﾘ
　　 　 ／│: :|: :ｌ: : : : :ｌ: : : |: :|: :..|:.iヽ: :＼: :＼: : : : ニﾆﾆ==--　 　 　 　 :,
　　 ／　　|: :∧: ﾟ:, : : :.ﾟ: : : ﾟ: :{: : |:.l　＼:.: ＼: : ー==ﾆﾆ二 　　　　　　　　:,　　　　　　　　　　　　 『重村ラボ』から完全に足が遠のいて2年と少し経った頃か
　　　　 　 |: :|　v: :ﾟ:, : : ﾟ: : : :ﾟ:∨ |:.|＼　ゝ : :.＼　rf　￣´
　 　 　 　 ∨|　 ∨: ﾟ:, : :.ﾟ: : : / ＼:j　 {＼ 　_＼彳´￣ヽ　　　　　　　　　　 i
　　　　　　 | |　　∨: :ﾟ:, : :ﾟ: ノ 　 /＼ ＼:i＼{_,ﾉ　 　_ ノ 　 　　　　　　　　　}　　　　＿＿___　　　　《アーガス》に雇われて再会したのだが
　　　　　　 乂　　 ∨ﾊ｀ヾ/　　乂　　＼　｀´　　／　　　　　　　　　　　　　 {￣￣ /.:.:.:.::::::::
　　　　　　　　　　　∨:}　j　　　　 ＼ 　 ＼　　/{　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ′ 　 :.:.:.:.::::::::::::
　　　　 　 　 　 　 　 ∨/　 　 ､　 　 ヽ　　:、 /　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　 /.:.:.:.::::::::::::::　　　　思えば実現に向かう目標に夢中だったのだろう
　　　　　　　　　　　 　 {　　　　 ＼　 　 :､　}∧ 　　　'_ 　　　,.ィ　　　　　/　　 /.:.:.:.::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　|　　､ 　 　 ＼　　｝ | 　ー　´ 　ヽ‐＜´__　　 　 /　　 /.:.:.:.::::::..:::::::::::
　　　　　　　　　　　 　 { 　 ／￣＼_ノヽ_ﾉ ´　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ー‐′ _,/.:.:.:.:.:::::::::..:::::::::　　　　開発ディレクター様は俺を華麗にスルーしてくれたのだった
　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:.:､.:.:.:.:.::::::::::..:::::::
　　　　　　　　　　　　　}　 ＿__ ノ　|　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.＼.:.::::::::::::..::::::
　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｛＼:.:.:.:.:.＼::::::::::::..::::



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