過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 20 【安価】
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83: ◆GVCfHyzjmtRo[sage saga]
2015/10/10(土) 01:16:08.15 ID:CLvlJNUMo


ベオウルフ「性能だけは凄いんで女の子達も装備出来たらそのぶん死に難くなると思うんすけど、男所帯じゃ確かめ様も無いっすからね」

アーテル「確かにLv1でも装備可能で+10もの筋力ボーナスは破格です、生存率を上げる為にも可能な限り活かすことを考えるべきでしょうね」

アーテル「貸して頂けたら女性プレイヤーでも装備出来るかどうか確認をお願いしてみますが」

エンキドゥ「もし女の子が居たとしても、こんなエグいの穿いてくれなんて頼む事自体……はぃ？」

アーテル「検証に協力してくれそうな方に幾つか心当たりがありますので」

エンキドゥ「（……へ、平然と何を言っているの……しかも幾つかって一体……勇者だ、勇者がここにいる……）」

クフーリン「（普通の下着でも通報されそうなのにアレをとか度胸があるなんてもんじゃない、アスナさんの所の男連中は化物ばかりか……）」

ベオウルフ「（リア充ぱねぇ、心当たり複数ってまさか3人とも……？その野暮眼鏡の下は実は超イケメンとかっすか、『ただしイケメンに限る』っすか……！？）」

ギルガメシュ「（……こ、このTバックビキニをトモミさん達が……？……はっ！駄目だ僕！考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ……！）」

オルランド「（……自分が既婚者でさらに懇意の異性が複数いたとして、同じ事を頼んで回れるだろうか――うむ、無理。間違いなく刺される――）」

ネズハ「（……何でもなさそうな調子だけど、ど、どう考えても……これでもしアーテルさん達の関係がこじれたらどうすれば……）」

アーテル「そういえばルイコがアスナさん達とこなすと言っていたな……だが調査は早いに越した事は無いか」

アーテル「暫く貸していただけますか？」

オルランド「えっ、（ま、まずい、どうしよう）……えっと、すいません、あの、もう一つあってですね」

オルランド「そう、クエストをクリアしたプレイヤーやクリアの仕方に応じて報酬が変化する場合があるんです」

アーテル「なるほど、クリアしたのが女性プレイヤーだった場合、報酬の下着が女性用になる可能性もゼロではない、と」

オルランド「はい、ゲームにもよりますが同じ性能でも男性用と女性用で形が違ったり、変わったりする装備というのも珍しくないですので」

オルランド「アスナさん達もクエストをされるならクリアされ次第詳しく調べてアルゴさんに伝えて下さるでしょうが、そうですね……えっと」

オルランド「アーテルさん達がもしクエストに挑まれて、クリアした時点で……その、もしまだ調査が終わっていない様でしたら……」

アーテル「解りました、その時は確認するなり検証を頼むなりしてその結果をアルゴに伝えます」

アーテル「色々教えて頂いてありがとうございます」

心なしかオルランドさんやネズハさん、ギルガメシュさんがほっとした顔をしたような気がする。

よく解らんがまた何か失敗したのかもしれん。

オルランド「いえ、こちらこそ、と言うかむしろすいません、本当にすいません、申し訳ないのですが……」

オルランド「その、オレたちにはハードルが高すぎるので、マサムネさんやルイコさんに報酬について説明して頂けると助かります……」


対象となる敵の挙動や湧出する座標、話しかけるNPCの座標など、詳細な説明を受けながらホロキーボードでメモしていく。

これだけ事前情報があれば2つのクエスト、『命の匙加減』と『叶うならばもう一度』は迷わずクリアする事も難しくあるまい。

両方とも俺が同行すればレベル18のトモミでも問題なくクリア可能であると判明したのも大きい。

本当に有り難いことだ、何かお礼が出来ればいいのだが……。

ベオウルフ「それじゃ、ルイコさん達によろしくっす」

ネズハ「どうかお気をつけて」

オルランド「ご武運をですぞ」

アーテル「皆さんどうもありがとうございました」


2023年03月20日（月）　AM 07:55

《攻略》に戻っていく英雄たちを見送った後、全力でトモミとの合流を試みたのは言うまでも無い。

頼んだ通り近くで物見遊山と言う名の待機をしていてくれた年下女子達と合流したのは、

以前マサムネにイヤリングを売ってくれた関西訛りの恰幅のいい中年商人プレイヤーの露店前だった。


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