過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 20 【安価】
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940: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2015/11/14(土) 23:34:31.09 ID:vj3MEFQzo


この喫茶店があるのは20層主街区《ウェルト》の南東側、中心部にある《転移門広場》を挟んだ《圏外》ゲートの反対側にあたる。

立地上往来が少なく人目を憚る俺にとっては具合の良い場所で、アルゴが意図したであろう狙い通り他に客の姿は見えない。

ただ1人、その強面の男性プレイヤー以外には。

まあ、まだ待ち合わせ時間の15分前だから、その人物がアルゴの友人とは限らない訳だが。

10人が見たら15人が悲鳴を上げるか通報しそうなその男性プレイヤーがもしそうだった場合、

年下商人男性恐怖症自称ぶち撒け女子の男性恐怖症を治すどころか逆に一生消えない心の傷を植えつけかけない。

先客に罪は無いのだが、こちらとしては非常に都合が悪いので、

待ち合わせ場所の変更を検討したほうがいいのではないかと考えたのだが――――

アルゴ「ハロー」

強面長身男「どうも、アルゴさん」

アルゴ「待たせちゃったかナ?」

強面長身男「いえ、こちらも丁度来た所でした」

――――その男性が目的の人物だった。

さすがアルゴだ、友人だからこそ甘やかさずに厳しくという事なのだろう。

何人か斬っていそうな迫力ある佇まいだが、アルゴが堅実、経験豊富と評していた人物なのだからそれだけではあるまい。

                        __)\_ノl__
                     ....::´::::::::::::::::::::::<
                     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\    強面長身男「はじめまして、私こういう者です」
                   /::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::`、
                      /:::::::::::::::::l:::|::::::::::::::::::::`、:::::::::::.
                  /:::::::|::l::::|:::l;:::\|:::::|:::::::::::`、::::::::|    事前に準備していたのだろう、手渡されたカードには
                 И::::::|::l::∧八::::::|:::::|\::::、:::l::::::::|
                 八::::|::|/x===\l\l===ミΝ:::::l:L
                  >、::| ` ’'/ l \`’´ l::l`Yl⌒   Starkという《プレイヤーネーム》と、情報屋と言う3文字が書かれていた
                   {{ /ミ     |     ミ' }リ
                   \ ,     〈|       _/
                    从    _    从     アーテル「これはご丁寧に、すいませんこちらは用意がないのですが」
                    /i込、 ´ - `   イ:|:i:\
                    _ -=7i:i:i|  |\     /| |:i:∧``〜、、
           _ -=:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i| 八   ̄ ̄   / j:i:i:i∧:i:i:i:i:i:i``〜、、    Stark「個人的な事情で必要なだけですので、どうぞお気になさらず」
        _ -=:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i|',  \     /  j{:i:i:i:i∧:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`丶
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.       /:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\/i:i:, \/「 ̄|\/j{:i:i\/:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:|   名乗る前に顔を見て逃げられるので必要とかそういう事なのだろうか
      |:i:i{:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:,     ∨〈   j{:i:i:i:i:∧:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:/:i:i|:i:i:|
      |:i:i:\:i:i:i:i`、:i:i:i:i:i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:,   ./: :∧   j{:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i/:i:i:/:i:i:i〉
      |:i:i:i:i:i``〜、`、:i:i:i:i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:,  | : : : |  j{:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:/:i/:i:i/〉    アーテル「スターク、いやシュタークかな」
      |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`、:i:i:i:i:i:i:∨:i:i:i:i:i:,  | : : : | j{:i:i:i:i:i/----i:i:i:i|:i:i/:i:i/:i:i:|
      |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`、:i:i:i:i:i:∨:i:i:i:i:i:, | : : : | j{:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨:i:i/:i:i:i:i:i:|
      |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:∨:i:i:i:i:i:, | : : : |j{:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|    シュターク「はい、お察しの通り独逸語です」
      |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:∨: : : /:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
      |:i:i|:i:i:i:i:\:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:」L:i:i:i:i:i:\:i:i∨:.:/:i:/:i:i:i:i:i: ------=ミ:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i:|
      _)└―=ミ:i:i/´ ̄ ̄   ∨:i:i:i:i:\:i∨/:i:i:i:i:i:i/         ∨:i:i:i:i:ノ:iノ    シュターク「ですが、呼びやすいように呼んで頂ければ幸いです」
     {:i:i:i:i/´:i:i/     |   -ヘ、―――'――‐/    ノ__   ∨--、:i:〈
     {:i//:i//  `<人  { ┘l       /´⌒ノ  /、 ̄ __, ∨⌒\)、
      /i:/:i// ⌒ヽ/  `ー―‐'         ー―‐ '   \/   ∨:i:i:i:i:i:〉    妙に緊張するのは顔のせいか後ろに控えたキャロルを意識してか
    {:i/:i:i{/    └‐、――ァ―‐┬┬―┬――――、ァ―┘    }:i:i:i:i:i:i|
      〈:i:i:i:i:i||       \,/     「l:i|:i:i:i:∧               __ /i:i:i:i:i:i:|
     {:i:i:i:i:|`、``〜、、        _ノノ:i|:i:i:人 ``〜、、        ,.'´ |:i:i:i:i:i:i:/    シュターク氏も心なしか緊張している様だ
     {:i:i:i:i:| }    \    ,.'´ /〉i:i|:i:i:i:i:i{\   ``〜〜'"    人:i:i:i:i/
     ∨:i:∧人     `¨¨´ _// 〉:i|:i:i:i:i:i| {``ー――――‐=ァ「∩∩/
        ∨∩∨`T=――   ̄___/ /:i:i:|:i:i:i:i人 `ー――――ァ―クノ:i∪/    無難に自己紹介を済ませ、恐々とキャロルを振り返った
       `∪:i:i:\、__  -‐   /:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i``〜、、___/--/:,.'´
         \:i:i:i\:i:i\__,.'´:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i:i;.'´ ̄:i:|




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