過去ログ - Steins;Gate「二律背反のライデマイスター」
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40: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/09/30(水) 15:33:13.21 ID:VX5BVwsyo
 俺が目を覚ましてからすでに数時間──俺の体感によるものだが──ほど経過していた。
 鈴羽の話によるとこのタイムマシンのフルパワー駆動で10年間の跳躍を約1時間で行えるという。完全な状態でないことを考慮して今は半分の力を使って跳躍しているらしい。
 つまり、単純計算で7時間ほどで1975年に着くという。
 最初に俺たちが気を失っていた空白の時間もあるため、正確な時間は導き出せないが、恐らくもうそろそろ1975年に到着してもおかしくはないだろう。その時は最初のようなGが襲いかかるかもしれないとの話だった。
 そう考えると思わず身を固くしてしまうのか、それに抗おうと2人は相変わらずしゃべり続けている。よくもまあ、そんな何時間も話していられるものだ。最初はラボメンやダル、まゆりとの思い出話に始まり、2036年での生活、理論などを各々語り合っていた。俺も時々会話には乗っかったが、どうもこの数時間で友情を深め合ったのか、若干蚊帳の外のような感じがしなくもなく、少々さみしい物があった。

「しかしまぁ、あの橋田から阿万音さんみたいな娘が生まれるとはね……、よっぽど阿万音さんの母親が美人だったのかしら」

「それについては否定しない。でも父さんだってこれから痩せてかっこ良くなるんだよ」

「まず痩せる、ってのが信じられない件」

「母さんを射止めるために頑張って痩せた、とか?」

「いやいや、あのピザコーラ大好きのファットマンが恋愛のために頑張るとか……。SERNに追われるストレスで痩せた、ってのが可能性としては高いわね」

「きっびしいなぁ〜」

「ジョークよ」

 冗談にしてはブラック過ぎるぞ。


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