過去ログ - ?「咲が好きなのは私!」咲「ふえ?」
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112:名無しNIPPER[sage]
2015/11/25(水) 14:06:45.46 ID:EO01KpXo0
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宮永さんが打っている間にこっそりと抜け出して洗濯などを終わらせた。

帰ってくると華菜達とそれぞれの牌譜を見ながら議論している姿があった。

真剣な顔つきで、華菜と話しながら文堂さんの牌譜を指差しながら何かを言っている。

対局している時は楽しそうで、そして真摯に向き合って……教えることなんて、本当に何も無いのではないか。

精神を鍛えることと、もっと知らないことを知る。その支えになるのが良いのかもしれないと、おぼろげながら思った。

思えば、そういった助けが必要な時期にその役割を担う人と別れて、しかもその性格からいつも一人で……

それがここまで真っすぐに育ったのは奇跡的な事なのかもしれない。

勝手な思い込みだけど、もし彼女のどこか片隅にでもそういった存在を求める心があるのなら、私は……

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美穂子「とっても美味しいわ」

咲「本当ですか!?」

宮永さんは飛び上がるぐらいにはしゃいで、両手を広げて喜ぶ。

咲「やっぱり食べてくれる人が多いと作り甲斐があっていいですね」

美穂子「ええ、そうね」

宮永さんのお弁当は味以上に、色々な感情で溢れているのが伝わってくる。

食べる人の事を想って丁寧に、不安になりながら、一所懸命笑顔になってほしいと願って作ったのだと、そう受け取るような。


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