過去ログ - ?「咲が好きなのは私!」咲「ふえ?」
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264:名無しNIPPER[sage]
2016/01/26(火) 10:18:26.25 ID:0Ojuqll6O
「おいお前が手伝ったのはどれだ。いや咲ちゃんが単独で作ったのはどれだ。教えろ」

ひそひそとした声で聞いてくる。真顔だ。

「どういう意味」

「お前……以前の事を忘れたとは言わせんぞ。咲ちゃんが作ったと思ったお前の料理でひどい目にあった」

むすっとしながら問うと案の定な言葉が返ってくる。

実は以前、クリスマスのパーティでサキが料理を振る舞った際ネリーも一口噛んだ。

といっても七面鳥の丸焼きのような工程が単純な料理だけ手伝ったんだけど。

「お前……あの事件……いや事案を軽く考えてないか。あのターキーを口にしたやつは想像を絶する腹痛を味わったんだぞ……地獄だった」

大げさじゃないだろうか。

ネリーはそう思うのだけどあのとき料理を口にしたメンバーは口を揃えて「ネリーが手を出した料理は伝えてほしい」と言うものだから心外だ。

「あの……お二人で何を話しているんですか?」

一時的に蚊帳の外に置かれていた咲が不思議そうに尋ねてくる。

「……くっ、とにかくお前が手を出した料理はちゃんと教えろよ、絶対だぞ絶対だからな」

弘世は慌てた様子で会話を切り上げると身体を離してサキの方を向く。

「い、いやちょっとした野暮用でね。さーて私は亦野が心配だからいくよ」

「心労でダウンしているかもしれない」と言ってにこやかに別れを告げて弘世は立ち去っていく。サキはぎりぎりのところで「は、はい。じゃあまた」と返す事に成功していた。

何か自分が粗相でもしたと思っているのか。サキは多少気にした風だったが、やがて表情を柔和なものに変えてネリーを見やると、


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