過去ログ - モバP「幼年期の終わり」
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10:名無しNIPPER[sage]
2015/09/28(月) 22:01:01.71 ID:U4YCsvito
P「さてと、これからどうする?」

卯月「これから……ですか。えっと家に帰って……」

P「いや、今日の予定じゃなくてな。今後のアイドルとしての活動だ」

卯月「それは……CD発売のライブに向けてのレッスンと今あるお仕事を頑張ります」

P「それから?」

卯月「それからは……プロデューサーさんの持ってきてくれたお仕事をこなして……
   その後は……」

P「まぁ確かにそうだな。そういうのが普通だし悪くは無い。ただ卯月自身はそれでいいのか?」

卯月「私自身、ですか」

P「一人前のアイドルという夢が叶った今。卯月は何を目標にして今後アイドルをするんだ」

卯月「目標……」

P「そう重く考えなくてもいい。漠然としていても何かがあったからアイドルを目指したんだろ?」

卯月「……」

P「えーっと……そうだな。俺はアイドルというのは二種類いると思う。
 一つはアイドルそのものに意味を見出す者。もう一つはアイドルを通して何かを見出す者だ。
 例を上げるとみくが前者で、杏が後者だ」

卯月「私は……」

P「……卯月の場合、一人前のアイドルになりたいというのは前者に近いものだと思う。
 ただあくまで近いだけ。なぜならばこの二つともがアイドルになることが前提だからだ。
 卯月の夢は本来通過点でしかないんだ。そこを終着点にしてしまったから今、悩んでいる」

卯月「通過点、ですか」

P「目標とは手近に置くのではなく、叶うかどうかわからないほど遠くの物にするものだ。
 そしてもしもそれに到達したとき、次の目標を作れるようにしないとそれを達成したときに
 立ち止まってしまう。常に先へ進むには、先へ目標を作り続ける必要がある」

卯月「そ……それなら私、ライブのお仕事を……成功させて……」

P「うん、とりあえずそれでもいいかもしれない。
 だけど卯月。もしもこれからもアイドルをやっていくのならば
 もっと大きな目標を作ってくれ。それに向かってずっと歩いていけるような大きな目標を」

卯月「はい……」

P「なんかごめんな。変な事言って。そうだ、他の奴に聞いてみるのもいいかもしれんぞ。
 ……まぁ多分何か参考になることを言ってくれるかもしれないから。多分。きっと……」

卯月「わかりました……。杏ちゃんに訊いてみますね」

P「うん……」


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