52:名無しNIPPER[saga]
2015/09/30(水) 06:42:51.81 ID:EwL7hHPK0
この世界は生存のための競争で溢れている―― しかし、それだけではない。そう思う。
敗者は敗者に徹するべき、敗者は必要ない…… 果たしてそうだろうか。
これまでは俺もそう思っていた。
しかし働き蟻の中には一定の働かない層が生まれるように、働き蜂の中には一定の働かない層が生まれるように…… そういった「敗者」とみなされる存在にも生きる権利があるのだ。生きる意味があるのだ。敗者に生きる権利がないのなら、この世界はとっくに滅んでいる。語弊はあるが、マルチ商法だって敗者がいるから成り立っているのだ。
だったら俺は敗者の権利を行使させてもらうことにする。
自分なりの方法で、自分の足で歩いて生きる意味を探していく。ニートという敗者だった俺なりの生き方を。
探し求め歩いて行く―― そうなれば、その行為はもう「敗者」と呼ばないのではないか。
そう、新しい生き方を開拓する開拓者だ。
開拓者は敗者ではない…… 皆、自分なりの生き方を探し日々開拓しているのだから。
自分の人生だ、一度しかない人生だ。
周囲と比べている暇などない。
人間、みんな開拓者。
そう考えると―― もとから敗者など存在しないのかもしれない。
そして勝者も存在しないのかもしれない。
何故なら自分が生きているこの人生は自分だけのものだからだ。
今生きているこの瞬間、それは自分の目で見ている世界。
それは自分の人生。
生まれてくるとき、死んでいくとき…… そのときは一人。
社会という概念があろうと、俺たちは俺たちの道を一人で歩いている。
だったら俺も、俺の道を歩いていこう。
生きる理由、生きる意味を見つけ出すために。
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