51: ◆EqCbwCCNbg[saga]
2015/10/19(月) 23:41:19.60 ID:aN4k5FnP0
[10月19日]
朝から島風と長良と共に走り込みをした
この二人は走るのが好きなため度々一緒に走り込みをしており、執務室の窓から仲良く走っているのをよく見かけていた
今回はこれに私も同行した形である。最近は書類仕事ばかりでまともな運動をしていなかったのでたまには体を動かそうと思ったのだ
しかし走り始めてすぐに、これは失策であったと思わざるを得なかった
二人共異常に速いのだ。二人の言うジョギングが既に私のいっぱいいっぱいである
おかしい。これでも軍人の端くれ、運動不足気味とは言え平均的な成人男性よりも鍛えてはいるはずなのだが
ついていくのに必死な私は島風の「おっそ〜い」コールにも碌な反応ができなかった
お前が速すぎるんだ、と返せば上機嫌になって更に加速する島風にそれを慌てて追う長良。頼むから置いていかないでくれ
結局二人が私に合わせてくれてなんとか完走することができた
走り足りないのかむくれている島風とそれをあやす長良はまるで姉妹のようだ
悪いことをしたとは思いつつ、同型艦のいない島風がちゃんと友好関係を広められているようで安心した
私が荒い息を整えていると横からスポーツドリンクが差し出された
誰かと振り向くと速水である。このタイミングで冷えた飲み物はありがたい
島風と長良にも飲み物を配るその姿は制服も相まってさながら部活マネージャーだ。さすが補給艦
しかし何故速水がここに?二人の反応を見るにいつもの事というわけではないようだが
そう速水に尋ねると、なんと大淀に依頼を受けたと言うのだ
確かに執務室を空けることになるので事前に大淀には走り込みの件を伝えていたが…なんとも出来る秘書艦である
先日の件といい、そろそろ一度本格的に彼女を労ってやりたいものだ。さてどうしたものか?
75Res/62.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。