16: ◆OopsY78p7.[sage saga]
2015/10/01(木) 23:34:25.00 ID:l6Cnqsp00
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陽炎「やってしまった……」
頭が痛い、瞼が随分重くなっている。
捗りすぎた、まさか一晩中やってしまうなんて、こんなのバレたらなんて言われるか。
同僚は皆、戦場に身を置く者たちだ、仲間の不調にも目ざといだろう。
陽炎「な、なるべく会わないように………」
人の少ないだろう早くに食事を済ませようと部屋を出る。
やっぱり疲れていたのだろう。
いつもなら、そんな事で大丈夫でないことは気づいただろうに。
そして食堂に向かう途中、案の定不知火に見つかってしまう。
この娘は昨日はしっかり休んでいた。
だから朝早くから動き出しているであろう事は想像に難くない事に今更気づく。
不知火「おはようございます陽炎、今日はいつもより早いですね」
陽炎「お、おはよう不知火」
不知火「………?」
焦りからどもってしまう。
直ぐに異変に気づいた不知火は顔をきつくする。
不知火「陽炎、貴女もしかして寝不足ですか?」
陽炎「ち、違うわよ!」
不知火「正直に言ってください」
あちゃあ、こんなに早くばれるなんて。
とっさに否定してしまったが早く認めた方がよさそうね。
この娘あの件以来、少し私に過保護なのよね。
せめて、理由は喋らないようにしないと。
提督「どういうことだ?」
司令の登場は完璧に不意打ちだった。
不知火「司令…」
陽炎「司令!?」
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!?
疲れた頭ではまともな思考はできずグルグルと堂々巡りになってしまう。
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