30: ◆OopsY78p7.[sage saga]
2015/10/04(日) 00:19:33.06 ID:7PjvbtLe0
そう言って司令は出て行った。
寂しいが、今は先にやる事がある。
無意識に伸ばしていた手をゆっくりと下ろす。
司令が遠ざかるのを待って鍵を閉める。
そして少しでも早く自分の状態を確認する為に薄いパジャマを引き下ろす。
陽炎(うわっ、やっぱり)
下が大変な事になっていた。
折角の素材が水に浸したようにグチャグチャで全く役に立っていない。
取り敢えず、脱ぐことにする。
火照った下半身が空気に触れ、湿った肌が少し冷える。
そういえば今何時だろう?
ふと湧いた疑問、そういえば寝てたから時間の感覚が分からない。
そう思い備え付けの時計を確認する。
陽炎(よかった、そんなに経っていないみたい)
昼にはなっていない。
これなら朝の遠征組と鉢合わせすることもないだろう。
急いで風呂に行かないと。
陽炎(ん?そんなに?)
休暇を貰った私と違い司令は仕事があるはず。
何せ一つの鎮守府を預かる司令官だ。
休暇を取るには何か月も前から頼んでおく必要がある。
朝仕事をしなければ、その分を昼にやらなければならないはず、下手をすれば夜に。
陽炎(うわ〜〜〜〜、またやっちゃった………)
思わず頭を抱えて悶える。
私は今日一日でどれだけの失敗を重ねるのよ。
折角待ってくれてたのに適当に帰ってもらうとか。
それに頭をぶつけた事を謝ってもない。
陽炎(う〜〜〜、あ〜〜〜〜〜〜〜〜)
ヌチャ
………まだ穿いてる途中だったわね。
………シャワー。
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