過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/19(月) 23:51:10.99 ID:3+Kd5xip0
カミラ「残念だけどヒノカ王女の言うとおり、私はあの子が悩みを汲み取れない。でも、だから私はカムイを信じて待つ、そう決めたの」
ヒノカ「……その優しさを抱けるカミラ王女が羨ましい。私にはそう思い、待ってやる余裕さえ無い」
カミラ「どうして、どうして待ってあげられないの」
ヒノカ「……私はカムイを大切に思っている。思っているのに、私にはカムイがどんな人間なのかということをまるで知らない。知らないんだ」
カミラ「……」
ヒノカ「わかるか? 久々に会った妹から、他人のように振舞われる気持ちを。妹の言葉を素直に受け止められない辛さを。こうして、共に育ってきたことを見せつけられる苦痛を!」
カミラ「ヒノカ王女……」
ヒノカ「共に育っていくことが、ありふれた幸せがたまらなく大切だと気付いた時、もうカムイは白夜にいなかった。笑って泣いて、時に怒って、そういう積み重ねが、絆を育むことだとわかった時には、もうカムイには暗夜の兄妹がいたんだ」
カミラ「それは……」
ヒノカ「私たちは奪われてしまった。もうその時間は帰ってこない、だからあの日、白夜で再びカムイを抱きしめた時、流れた時間のすべてを取り返せるそう思った。時間は掛っても、再び笑いあえる日が来ると……」
ヒノカ「その思いさえ、お前たちの時間と言う壁の前に握り潰されてしまった。今になって私たちが再び家族としてカムイと歩んでいくのに、もう時間を掛けていくことはできない。お前たちがカムイと過ごしてきた時間、強い絆を断ち切るために、私は暗夜とその悩みの種をすべて取り除く。そう決めたんだ」
カミラ「……だとしても、カムイをあなたに渡すつもりはないわ。私にとってはかけがえのない妹だもの。たとえ血が繋がっていなかったとしても……私はカムイのお姉ちゃんだから」
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