過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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285: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/10/31(土) 23:03:01.90 ID:PnLE7a4W0
◇◆◇◆◇◆
(前スレ888〜889の続きになります)

リンカ「……まさか、こういうことになるなんてな」

アクア「……」

リンカ「いやいや、ちょっと待ってくれ。確かにそうだが……」

アクア「ふふっ」

リンカ「アクア。わ、笑うんじゃない!」

アクア「いいえ、ごめんなさい」

リンカ「くっ、だがこれは極端じゃないか。今までの自分を忘れて別人になりきるか、自分を貫くかなんて」

アクア「そうね、単純に見たらそういう選択しかないように見えるかもしれないわね」

リンカ「そういう選択しかないじゃないか。これじゃ……」

アクア「ねぇ、リンカ切り返すなんてこと、普通は行わないことなのよ。生きている以上、人は一つの道しか進めないから。リンカ、あなたは、炎の部族から離れるという選択を取ったのよね?」

リンカ「ああ、そうだ。それしか、部族に向けられる敵意の目を抑える方法がないと考えたから」

アクア「そうね。だから、その時点でリンカ自身、部族との折り合いを付けられてるはずよ」

リンカ「どういうことだ?」

アクア「あなたは切り替え出来るようになりたいと言っていたけど、本心ではそんなことを望んでいない、そう思えるからよ」

リンカ「あたしは、切り替えられるようになることを望んでない?」

アクア「ええ、正直なところ、この問いかけはね、あなたが悩んでいる理由を探るためのようなものなのよ」

リンカ「悩んでいる理由?」

アクア「ええ、そして向いてないこともね」

リンカ「……」

アクア「リンカ……」

リンカ「いや、アクア。お前に言われなくても、大体分かった気がする、だからいい」

アクア「そう?」

リンカ「ああ、たぶん、あたしはまだ迷っている。ただそれだけのことさ、ありがとうアクア。ちょっと、考えてみるよ、答えが浮かんだらまた話をきいてくれるか?」

アクア「……もちろんよ」

【アクアとリンカの支援がBになりました】



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