過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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519: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/11/26(木) 00:23:24.13 ID:GEnhNdlv0
カムイ「いいんですか?」

ツバキ「いいですよー」

カムイ「……その、ツバキさんは、何のために戦っていましたか?」

ツバキ「面白い質問ですねー。んー、俺はサクラ王女を守るために戦ってましたよー。俺が守るべきはサクラ様ただ一人ですから、何時だって死ぬ覚悟は出来てます。でも、サクラ様よりも後に死ぬのだけは嫌ですねー。この体の命が尽きる寸前まで、主君を守るために俺はいるんです。だから、捕らえられて、カムイ様がサクラ様を最初に切ろうとした時は、怒りに狂うところでしたよー」

カムイ「……あの時は、申し訳なかったです。ごめんなさい」

ツバキ「いいんですよー。結果的に、俺たちはここで生きながらえてますから、でも、カムイ様のさっきの質問には異を唱えたいかなー」

カムイ「?」

ツバキ「戦っていましたか?じゃなくて、戦うにしてください。サクラ様の臣下じゃなくなってしまうこともあるかもしれないけど、その時までは俺はずっとサクラ様のために戦い続けるんですから。今、盗賊が襲って来て、そいつらがサクラ様の命を狙っていたとしたら、命がけで戦ってサクラ様を守ります」

カムイ「……そうですね。確かに質問の言葉は間違いでした」

ツバキ「いいんですよー。でも、残念です。こんなに奇麗な月は久々なのに、カムイ様はそれが見えないなんて」

カムイ「……見ることができないのは残念ですが、ツバキさんが教えてくれたから今は月が出ているってわかります」

ツバキ「そうですかー。そうだ、よろしければ隣座ります?」

カムイ「いいんですか?」

ツバキ「……はい。それに、一人で月見っていうのも、なんだか寂しいものですから」



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