過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/12/19(土) 01:09:41.78 ID:7zvefw+Z0
◆◆◆◆◆◆
―暗夜王国・港街ディア―
マークス「すまない、できれば私も共にノートルディアへと向かいたいが」
カムイ「いいえ、もしもの可能性がある以上、お父様の采配は間違っていません。ですから、暗夜本土のことはマークス兄さんにお任せします」
マークス「うむ、任せておけ……。カムイよ、ノートルディアには虹の賢者と呼ばれる方がいる」
カムイ「虹の賢者ですか?」
マークス「ああ、厳しい試練を乗り越えた者に力を授けてくれる。私と父上も賢者殿から力を授かった」
カムイ「そうなんですか。ですが、今のノートルディアの状況を考えるに、賢者様の安否が気になります」
マークス「ああ、もしかしたら、この襲撃は賢者殿が狙いであるかもしれない」
カムイ「……ふふっ、マークス兄さんも意地悪ですね。私に、その虹の賢者様にできれば会うことを進めているんですね」
マークス「ああ、お前には賢者殿も力を授けてくれる、私はそう思っている」
カムイ「……わかりました。ノートルディアの奪還と同時に賢者様の安否の確認も行うことにします」
マークス「ああ、私も力を授かった身だ。賢者殿の無事を祈っている。だから、カムイ、よろしく頼む」
カムイ「はい、わかりました」
???「カムイ王女様。出港の準備が整いました」
カムイ「はい。えっと、すみません、あなたは?」
エルベ「今回カムイ様と共にノートルディアに上陸します。エルベといいます」
カムイ「はい、エルベさんですね。では、よろしくお願いいたします」
エルベ「それではこちらへ」
マークス「カムイ、気をつけてな」
カムイ「はい、行ってきます、マークス兄さん」
カムイ(さて、向かいましょう。ノートルディア公国へ……)
???「……さて、本当に奴らかどうか、確かめねえと」
???「もしもそうなら」
「借りを返すだけだ」
第十四章 前篇 おわり
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