過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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848: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/15(金) 22:12:18.66 ID:uGA9V7Z60
メイド「ふふっ、ごめんなさい。……でも、こうやって話してみて、皆さんがレオン様にとって大切な存在になれたのが、なんだかわかった気がします」

サクラ「えっ? でも、メイドさんたちのほうがレオンさんと過して来た時間は……」

メイド「そうですね、確かに時間は長いです」

メイド「でも、これは仕事で積み上げてきた時間、友人や家族のようなそういう温かみのある物ではありません」

サクラ「温かみですか?」

メイド「はい、サクラ様たちのように近くで話をしたりはしますが、それは職務の範囲です。たしかに信頼関係はありますが、そこにあるのは単純なイエスとノーの関係と言えばいいかもしれません」

カザハナ「イエスとノーの関係?」

メイド「そうです。できるかできないか、それだけのことです、曖昧さというのは職務の世界ではあってはいけないものですから」

ツバキ「曖昧さ?」

メイド「はい、曖昧です。曖昧な答えや曖昧な態度は、主君を困らせるだけのこと、そして私たちに求められるのは曖昧な答えや行動ではなく、出来ることだけでしたから」

メイド「でも、皆さんを見ているとその曖昧さこそが、温かみのようなものなのだと感じるのです」

ツバキ「俺はサクラ様を主君としてみてるけどねー」

メイド「ふふっ、言わせてもらいますが、ツバキさんも曖昧じゃないですか。特にその見た目と反してぶっきらぼうなしゃべり方、俺というのはいささか主君に対しての言葉ではないですよ」

ツバキ「え、えっとー」


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