過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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933: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/02/10(水) 23:35:02.56 ID:Z7K9Z7PL0
カムイ「……任せたとは一体何をですか?」

ゾーラ「ひょほほほ、レオン様の監視ですよ。白夜の捕虜に誑かされていないか、私も最初はこんなこと必要ないと思っていましたが、日にレオン様が白夜の豚どもに蝕まれているのをひしひし感じました。ですから、化けて探らせていただきましたよ。あのカザハナという小娘はすぐ術に掛ってくれました。色々としゃべってくれましたよ。ですからシュヴァリエ反乱の首謀者の一人として、カムイ様を仕立て上げるのはとても簡単でした」

カムイ「……私が正規軍を率いると言う話を聞いてマクベスさんが悩んでいたことも、すべて理解した上でやったと言うことですね」

ゾーラ「ええ、マクベスがあなたに向けているものがどんなものかは、赤子でも理解できますよ。どちらに転んでもマクベスにとっては痛手にならない、あなたへの不信感ばかりが募るものにできました。本当に見ていてこれほど面白いものはありませんでしたよ。もっとも、あなたがシュヴァリエで死ななかったことは、誤算ですがねえ。あなたが死ねば、レオン様も目が覚めるだろうと思ったのですから。しかし、それはどうやら間違えでした。一番の毒はやはり白夜の豚どもだったと言うこと、その点ではカムイ様には嫌がらせをしただけに過ぎないでしょう。ひょほほほ、愉快ですねえ」

カムイ「それがあなたの理由ですか……」

ゾーラ「私にとっては命を掛けるに値する理由ですよ、ここまでやってきた諜報が実を結んだと思った矢先で、邪魔をしてきた雌豚に言われたくないですねえ。まあ、もっとも私の変装を完璧に見破れなかった時点で無能以外の何物でもありませんねえ!」

カムイ「……」

ゾーラ「本当に、死んでしまったあなたの従者は不幸な方ですよ。主がしっかりしていれば、死ぬこともなかったというのに、こんな主の下で命を掛けていては、いずれそちらの皆さんも犬死することになるでしょうねえ。ひょーほほ―――」

カムイ「!!!」ガッ ドゴンッ


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