過去ログ - 魔王「貴様に一目惚れした」 天使「……え?」
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22: ◆uXt/gTje0u4r[saga]
2015/10/06(火) 18:54:25.59 ID:ny2aIEZSo


天使「……………」


まずいですね……
帝国の者が呼び出したあの魔王と名乗る人物、相当に危険なオーラを纏っています。
それを裏付けるかのようにこれでもかという禍々しい魔力も……

最悪な状況です。 恐らくアレにはここにいる誰も勝てない。 戦う前からでもそう直感させるだけの圧倒的な力

もし唯一対抗できる可能性があるとするならば、聖なる力を持っている私のみでしょうか……?

しかし未熟な私では…… 先の魔物への攻撃で既に魔力も残りが少ない。 戦ってはおそらく、いえほぼ間違いなく勝てないでしょう……


ならば私が取るべき選択はここでアレと戦闘にならないようにすること

出来るでしょうか……
いいえやるしかないのです!!

ええいなんとでもなってください!!



天使「こんにちは偉大な力を持ち、死すらも司る大いなる魔王」


魔王「む?」


恐ろしい力を持つ魔王はゆっくりと私の方に向きます

その顔立ちはどこか幼さの残る青年のような顔付きに、燃え上がるような真紅の瞳。 ボサボサの無造作ヘアーというんでしょうか? 髪は溢れた魔力でふわふわとたなびいていました

ちょっとかっこいい……かも
なんて思ってしまった自分に喝を入れ、真紅の瞳に気圧されないよう、しかし失礼のないように慎重に次の言葉を紡ぎます


天使「私はこの神の国に座する天使と申し……

魔王「天使殿!! いや、天使さん!!」

天使「へ!?」



いきなり空中に膝をつくという高等技術にも驚きましたが、なによりその異常な物言いに思わず素の反応をしてしまいました……
ど、どどどどうしましょう!! こんな態度で魔王の逆鱗に触れることになってしまったら……!

な、なんと言えばいいのか……
ああああもう頭が真っ白になってしまいました!!

言葉が喉から……出てこないんです……
あぁもう私はやっぱりドジなんです……




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