過去ログ - 魔王「貴様に一目惚れした」 天使「……え?」
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40: ◆uXt/gTje0u4r[saga]
2015/10/07(水) 12:01:22.25 ID:ksob1+PNO


魔王「何か言ったか?」

騎士「……!?」


気がついたら魔王は目の前に立っており私の剣の刀身を指で掴んでいた

その動きのひとつすら知覚することは出来なかった
慌てて剣を握る手に力を入れても剣先はピクリとも動かず、思わず生唾を飲む

魔王「仕えるべき主の部屋で剣を抜く…… それこそ不敬に値するとは思わないか?」

騎士「……っ!」


目の前の圧倒的な化け物への恐怖
ただそれだけがわたしの心を支配し、言葉がうまく聞き取れない

決して殺気など放っておらずまるで動物に語りかけるようなその口調にすら圧倒される


魔王「私に刃を向けるということは天使の意向に背くということだ。 そのような者に天使の側にいる資格はない」

騎士「…………」パクパク

天使「まぁまぁ、魔王、落ち着いて?」

天使「騎士さん、驚かせてごめんなさい。 私が魔王に言ってノックはしないでいいって言ったんです」

天使「口調も、ずっと一緒にいるのに堅苦しかったら嫌ですしね」

騎士「そ、そうでしたか……」

天使「だから騎士さん、魔王は悪くないんです。 だから許してはいただけませんか?」ペコッ

騎士「そ、そんな! 頭を下げないでください天使!!」

天使「許して、頂けますか?」

騎士「勿論です! ですからそんな簡単に頭を下げないでください!」

天使「ふふ、よかった〜」








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