過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/06(火) 11:01:17.56 ID:O9BuHeid0
店員さん「女様ですね? はい、既にお一人通しております。どうぞ。こちらへ」
男「・・・俺たちの二人、ではないのか?」
女「うん。ちょっと紹介したい人が居てさ」
店員さん「こちらのお席へどうぞー」
男「・・・女よ。この女に勝るとも劣らないものすごい美人さんは・・・?」
女「男くん・・・いや、男。いい加減腹を割って話しましょう? 私も、学園での仮面を捨てて本音で話すから、ね? この人は騎士団長。私が所属する『騎士団』のリーダーよ」
騎士団長「騎士団長だ。よろしく。君の事は色々と聞いている。まぁまずは座って好きな物を頼みたまえ。お呼びだてしたのはこちらなのだからな」
男「は? 騎士団・・・? あ、は、はい、座ります・・・じゃなかった・・・ククク・・・ふむ・・・ではお言葉に甘えさせて貰いますぜ・・・団長殿とやら?・・・フフッ・・・」
女(とぼけた振りが上手いわね・・・何も知らないみたいな顔をして・・・)
騎士団長(ほう・・・『能力者』だろうに『能力』の気配を欠片も感じない・・・凄まじい隠形術だ・・・ここまでの隠形、私でも出来るかどうか・・・これなら女が『能力』を確認出来ないのも頷ける・・・)
男「ククク・・・それではこの猛牛ケンタウルスの業火焼きと・・・あ、すみません、ステーキとライスとサラダください・・・ふん、レベルの低い者に合わせなければいけないのがこの世界のだめなところだ・・・」
騎士団長「・・・さて、料理が運ばれてくる前に、一つ、確認しておこうかな?」
男「フフフ・・・何をですかな?」
騎士団長「今回の『戦争』における、君の立ち位置を、だ」
男「・・・『戦争』?」
騎士団長「・・・『組織』と『機関』そして『騎士団』の三つ巴のこの戦争が始まってもう丸2年。やっとこの戦争にも終わりが見えてきた。我々は『冥府落し』を近いうち実行し、この『戦争』を集結させるつもりだ・・・だが、『組織』にも『機関』にも不穏な動きがあるという。はっきり言って戦況は半々・・・というか33% 33% 33%と言ったところだろう」
男「・・・はぁ・・・?」
騎士団長「だが、君が現れた事で状況このバランスは崩れる・・・君がどこかの組織に属するつもりなのか、それとも単独行動で何かをするつもりなのか・・・それを今、出来ればここではっきりさせて貰いたいのだ」
男「あの・・・えー・・・っと、その・・・」
女「・・・男、あんたがただ者じゃないのは分かってるのよ。あたし如きじゃあんたの能力、あんたがどれくらい力を持ってるかすら分からない・・・当然、あんたの目的もね・・・」
男「・・・・・・お、おう」
女「出来ればあんたに味方になって欲しい。だけど、あんたが拒むんならそれもしょうがない。でもどうか邪魔だけはしないで・・・ここに来るまで、沢山の犠牲を払ってきたの・・・あんたの言った通り、このペンダントだって死んだ姉さんの形見よ・・・姉さんが文字通り命がけで助けてくれたから、私は今、ここにいる」
男「・・・・・・」
騎士団長「・・・君が味方になってくれるなら結構。心を込めて歓迎しよう・・・だが、もし君が邪魔してくるのなら、はっきり言って容赦はしない・・・それだけは肝に命じておいてくれ・・・料理が来たぞ?」
男「・・・・・・」
女「男、あたしも同じ気持よ? あんたとはクラスメイトだけど、戦闘になったら手加減は出来ないわ・・・最も、この『戦争』に介入してきた以上、かなり腕には自信あるんでしょうけど・・・」
男「・・・・・・」
騎士団長「・・・すまないな。脅しのような感じになってしまって・・・せっかくの料理が冷めてしまう。まずは食べてくれたまえ」
男「・・・は、はい・・」
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