過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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129:名無しNIPPER[saga]
2015/10/22(木) 09:32:34.64 ID:bOmiwUf00
男(どうするんだよ、俺)

男(団長殿も、女も死ぬらしいぞ)

男(兵器を使えば99%の確率で勝つって・・・ははっ、それ、漫画とか妄想だったら、逆に『騎士団』の勝ちフラグだよな。だったら俺が心配せずとも、二人は勝つだろう。それこそ運良く覚醒やら何かして・・・)

男「・・・でも、これは、漫画でも、妄想でもない・・・」

男(紛れも無い現実だ)

男(だから)

男「99%、二人は死ぬ・・・」

男(死ぬ・・・)

男(でも、俺に一体何が出来る・・・俺はただの妄想好きの、邪気眼で、中二で、何の力もない、ただの痛々しい普通の男だ)

男(メイドの言った通り、俺には何も出来ないだろう)

男(大体、瞬間移動装置で飛ばされて、ここがどこかもわからないんだ。冷静に考えて、俺に出来る事は何も出来ない)

男(だから、だから、だから・・・)

女『お、男・・・うん・・・へへ、その言葉、信じるよ? 裏切ったら、私の剣で真っ二つにしてやるんだから♪』

男(・・・くそ、なんであいつの顔が浮かんでくるんだ・・・)

男(俺は結局、あいつを裏切るのか・・・裏切る・・・そうか、俺のやった事は、あいつを騙して・・・)

男「女・・・」

男「・・・」

男(ちくしょう)

男(ちくしょうちくしょうちくしょう!!)

男「ああああああああ!」

男「ちくしょう、やってやる!! あいつは高校での初めての友達だ!!」

男「それに団長殿だって、家にお呼ばれしてくれた初めての女性だ!」

男「その二人を裏切るくらいなら、死んだ方がマシだぜちくしょう!!」

男(・・・でも、いいか、冷静に考えろ俺、例え俺が盾になって二人を守ったとしても、お嬢もメイドもそれで戦意を喪失するとは考えづらい。だから二人を無力化できるほどの能力を持っていなければ、ただの犬死だ)

男(そんなのはただの俺の自己満足だ。だから、二人を倒せるほどの力が、今早急に必要な訳だが・・・まさかここで俺に隠された能力が覚醒する訳ではあるまい)

男(そんな世迷い言、理想論は捨てて、もっと現実的に考えろ・・・)

男「現実的、現実的・・・何にしろ、俺一人じゃ無理だ・・・・・・」

男「・・・はッ!」

男(ひらめいた・・・)

男(よし・・・これなら・・・いや、でも・・・行けるか?これは・・・いや、もう、これしかない!)

男「よし・・・大丈夫だ、きっと上手くいく・・・!」

男「待ってろ、女、団長殿!」

男「今すぐ助けに行ってやるからな!」


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