過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/30(金) 15:20:00.14 ID:DDgMIptl0
機関女(ウゥ・・・あれ、わたくしは・・・一体・・・)
機関女(確か『兵器』に乗っていて・・・『兵器』がわたくしの意思とは無関係に暴走し始めたのは覚えていますわ・・・)
???「・・・さまっ!」
機関女(・・・誰ですの? この声・・・メイドに似ていますね・・・そう言えばボロボロのメイドを『兵器』が襲おうとしたので、それをなんとか食い止めようとして・・・)
???「お嬢様!しっかりして下さいお嬢様っ!!」
機関女「・・・メイド・・・?」
メイド「っ!ああ、お嬢様っ、意識が戻って・・・!!」
ガバッ(機関女に抱きつくメイド)
機関女「・・・?これはどういう・・・」
騎士団長「気がついたか、機関女」
機関女「!騎士団長・・・!」
騎士団長「落ち着け。今、危害を加えるつもりはない」
女「あっ、お嬢目が覚めたんだ?よかったわね、メイド」
男「ククク・・・眠り姫のお目覚めか・・・」
機関女「・・・『騎士団』が揃い踏みで・・・どういう事か説明してくださる・・・?うちのメイドは今、泣きじゃくっていて、とてもそういう事が出来る状況ではないみたいですし・・・」
騎士団「ああ、説明しよう・・・信用出来ないようなら、あとでそのメイドに事情を聞いてくれればいい」
騎士団長「カクカクシカジカ」
機関女「・・・そんな事が・・・」
騎士団長「信じられないかもしれないがな」
機関女「いえ、メイドの取り乱し様でわかりますわ・・・そうですか・・・わたくしは・・・まだまだ未熟でしたのね・・・」
機関女「あなた方にも礼を言わなければなりませんわ」
騎士団長「なに、我々の美学に則っただけの事だ。気にする事はない」
女「そうそう、団長の言うとおりよ」
男「ククク・・・」
機関女「・・・・・・団長さんの話では、わたくしがまた体制を立てなおして、再戦という話でしたわね」
騎士団長「ん?ああそうだが」
機関女「そのお話、無かった事にして頂いて結構ですわ・・・わたくし達『機関』は負けを認めます」
女「え?」
男「・・・なん・・・だと・・・」
騎士団長「ど、どういう事だ」
機関女「どうしたもこうしたもありませんわ・・・自分のミスで、身内に謝って手を掛け、さらには敵に命を助けられる・・・こんな失態をした以上、わたくしに『戦争』に参加する資格はないでしょう・・・なによりあなた達のその器の大きさに感服致しましたわ・・・」
機関女「潔く私達『機関』はこの『戦争』から身を引きます・・・それでいいですわね、メイド?」
メイド「はい・・・私は、お嬢様が無事ならそれで・・・!」
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