過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 22:06:57.24 ID:58+FWtQa0
女「ねぇ、男・・・ところでさ」
男「うん?」
女「結局あんたって、何者なの?」
男「・・・何者、とは」
女「組織女とタイマンして傷一つない圧勝したり、かと思えば『組織』の獣みたいなのを胸の中に眠らせていたり・・・あんたは謎、謎、謎だらけよ」
女「団長とスマホで少し連絡取ってたんだけど、この『戦争』の歴史上、あんたみたいな『騎士団』の能力者は見た事も聞いた事もないって」
女「あんた、本当に何者なの・・・この『戦争』において、あんたってどういう存在な訳・・・?」
男「・・・(そりゃあただの一般人だしな、俺・・・)」
女「・・・あのね、男」
女「・・・あたしと仲良くしたいと思ってくれてるんなら、厚かましいようだけど・・・ちょっとでもいいから、あんたの秘密を教えてくんない、かな・・・?」
男「・・・」
女「あっ、嫌なら全然答えなくていいのよ、うんっ・・・誰だって秘密にしておきたいことの一つやふたつあるだろうしね!」
男「・・・すまん」
男「今は言えん、今は言えん、が・・・この『戦争』が終わった時に、必ず伝える」
女「そっか、なら・・・」
男「ただ」
女「?」
男「俺の秘密を聞いた時、女や団長殿は俺にガックリくるかも知れん・・・が、その時、俺に対して何をしても構わん・・・まぁ金や命を取られるのはちょっと困るが・
・・」
女「・・・」
男「まぁあり大抵に言えばボッコボコにしていいし、ありったけの暴言を俺に吐いてくれていい」
男「だから頼む、その時までは、何も聞かず俺の事を信じて欲しい・・・」
女「よくわからないけど・・・・・・・とりあえずわかったわ」
男「・・・助かる。まぁあるいは『戦争』によって死んでしまって、秘密を伝えられないかもしれないがな・・・」
女「そ、そんな事言わないでよ、もうっ!そういう冗談は禁止っ!」
男「・・・そうだな、すまん」
女「まぁ確かに騎士団員はもう私達の3人しかいないけど・・・大丈夫でしょ。あたしは自分で言うのもなんだけど、最近自分がレベルアップしてる事を感じてるし・・・」
女「団長はおそらく、個人の能力ならこの『戦争』最強だし・・・」
女「なにより私達にはあんたがついてるもの。はっきり言って負ける気がしないわ」
男(・・・責任、重大だなぁ、俺・・・)
女「残る相手は『組織』だけだし・・・『冥府落し』も完成は遅れたけど、もうすぐ出来上がるって団長も言ってたし・・・」
女「大丈夫、私たちは勝てるわよ」
男「・・・ふっ・・・そうだな、ククク・・・この御刀虎とした事が、昨日の戦闘のアドレナリンが抜けて、少々気が落ちていたようだ・・・」
女「ふふん、そうそう、あんたに弱気な発言は似合わないわよ・・・あ、そういえば」
男「?」
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