過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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260:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 00:21:36.50 ID:qEU49qKc0
組織女「・・・今日はそれが伝えたくてな・・・気が変わったらいつでも言え。あたしがお前を守ってやる」

男「・・・悪いが、変わる事は多分・・・いや、絶対にないぞ、組織女よ・・・確かに俺は、元々は何の関係もない部外者だったが・・・ここまで深入りしてしまったら、な・・・それにそうほいほい鞍替えするのは、俺のプライドに関わるのでな」

組織女「・・・そんなプライド捨てちまえよ。『騎士団』の連中も、なにかこそこそやってるのは知ってっけどよ・・・聞いたぜ。『騎士団』の連中はもうお前含めて3人しかいないんだろ?対してあたしら『組織』は、正確な人数は言えねえが十人以上は居る・・・どう考えても勝ち目はねえだろ」

組織女「プライドじゃあ飯は食えねえ。命には変えられはしねえはずだ、違うか?」

男「・・・お前は勘違いしているな、組織女よ。残念ながら男というのはプライドを亡くしたら生きていけん生き物なのだ。そこを履き違いちゃいけねえ」

組織女「・・・」

男「大体、俺がそうプライドをほいほい捨てられるようなら、いつもの口調など速攻で変えて、普通の高校生として、普通の生活を送るさ・・・そうしないのは、それをする事こそが俺の誇りであり、俺の信念だからだ」

組織女「・・・そうか」

男「・・・覚えているか?昔、お前にオススメしただろう?†卍 刹那・神龍・X・アルファルド卍†先生の本を」

組織女「ああ、あのクソつまらねえやつか・・・開始2行で投げ出したな、確か」

男「クソつまらねえって言うな!・・・ともかく俺も†卍 刹那・神龍・X・アルファルド卍†先生が描いた登場人物のように格好良く俺も生きたい・・・いや、そう生きると俺は決めたのだ。それこそが俺の生きる道なのだ。例えその行く道がどれほど険しかろうとな」

男「だから、悪いが俺は、それだけは出来んのだよ、組織女。『騎士団』の側に立つと決めた以上、もう後戻りは出来んのだ・・・自分で決めた事を容易く覆すような、そんな男にはなりたくないのだ・・・そのお前の、俺に対する優しさはありがたいけどな・・・」

組織女「・・・へっ、お前らしいな」

男「だろう?」

組織女「ああ、厨房の頃から何にも変わっちゃいねえ大馬鹿だ・・・」

組織女(運動神経がなくて、頭も悪いのに、そのどこまでも真っ直ぐな姿勢、純粋で純真な目)

組織女(一度決めた事はどんなに不利でも貫き通すその精神、例えどんなに勝ち目がない喧嘩でも、一歩も引かずに立ち向かうアホっぷり)

組織女(・・・ああ)

組織女(だから、あたしは、こいつの事が好きなんだな)


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