過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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297:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 03:05:54.61 ID:tBBPnlM60
グォン!!グォン!!(キメラの攻撃)
シュ!シャ!(男がかわす音)

男(今ので6撃目くらいか・・・)

男(思ったよりは遥かにかわせている)

男(例え攻撃がいかに早かろうと、来る場所が分かるならば、避ける事は案外容易い)

男(ただ――)

キメラ「あああああああああああああああああああああああ!!もういい!!てめえは焼き殺す!!骨の髄まで灰にしてやらぁ!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!(キメラの口の中に炎が溜まりだす)

男(こういう全体攻撃というか・・・不可避の攻撃となると・・・俺にはどうしようもない・・・それに体力も、もう限界に近いしな)

男「ククク・・・この灼眼の堕天使に炎を効くとでも?」

キメラ「黙ってろボケが!!!」

男「ククク・・・」

男(せいぜい出来るのはこうやってニタニタ笑って、奴の気を俺に引き付ける事くらいだ)

男(・・・女達は上手くやっているのだろうか・・・いや、大丈夫だろう。ここまで来たら信じるしかない)

男(親父、母さん。先に逝く不幸を許してくれ)

男(組織部下女、組織女を支えてやってくれ。お前ら二人とも、いつも俺を助けてくれたな。二人共最高に良い奴だったよ)

男(お嬢、メイド。遊べなくて申し訳ねえ。あの世で先に待ってるから、遊びのプランをそれこそ死ぬほど考えておくから、いつかまた会えたら、その時は死ぬほど遊

ぼう)

男(・・・団長殿。あなたとの鍛錬は実に楽しかった。貴方とは同好の士になれたかもしれないと思うと、実に残念だ。来世で、もしファンタジーの世界とかに生まれ

変われたら、その時は互いにアホみたいに長い技名言いながら、剣舞でも繰り広げましょうや)

男(・・・そして、女。お前に、今までの俺の洗いざらいを全部喋ったら、その可愛い顔は、どんな表情を浮かべるのだろな?騙していて申し訳なかったが・・・それ

でも、こうして少しでも役に立つ事で罪滅ぼしになるかな?)

キメラ「死ねえええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

ブオオォォォォ!!!(男に迫り来る炎)

男(・・・お別れか)

男(色んな奴との約束も破っちまったし、悔いは残る・・・が、ここまできたらジタバタせずに、真正面から受け止めてやる!最後くらいはせめてかっこつけてな!)

男(・・・さよな――)

???「――全く、相変わらず無茶苦茶しますね、ご主人様は」

バシッ!(誰かが男をお姫様抱っこして、炎からギリギリの所で逃れる)

男「・・・え・・・あ、お、お前は・・・メイド!?」

メイド「はい。あなたのメイドです、ご主人様――助けにきましたよ」


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