過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
1- 20
313:名無しNIPPER[saga]
2015/11/29(日) 03:19:26.28 ID:tBBPnlM60
女「・・・そう言えば、男って、最後の方はなにしてたの?あのキメラの攻撃を完璧に読みきってたのはすごかったけど・・・」

男「お、おう・・・あ、ああ、それはだな・・・えーっとその・・・」

組織女「・・・こいつはよ、体力が完璧にゼロになったあたしを介抱してくれてんだ。だから最後の攻撃には参加出来なかった。そうだろ、男」

男「う、うむ。その通り・・・俺もあいつをブチのめしてやりたかったが・・・まぁお前らだったら大丈夫だろうと信用していたのだ・・・ククク、それにこの御刀虎が本気で攻撃したら、奴が余りにも可哀想だからな、俺にも慈悲の心はあるのだ、ククク・・・」

女「そうだったの・・・ま、倒せたし、今更だけどね」

組織女「・・・で、だ。団長さんよぉ。一つ聞きたいんだが」

騎士団長「なんだ?」

組織女「・・・なんで、あたしを殺してねえ?無防備だったはずだぜ?あたしを数十回は殺せるくらいよぅ・・・組織部下女だって、『騎士団』が総掛かりで攻撃すればぶっちゃけ余裕で倒せるはずだろうが」

組織部下女「頭領、それは・・・」

騎士団長「・・・ふっ、聞くと思ったよ。我々はこれでも一応『騎士団』だからな。騎士の名誉と誇りにかけて、敵の寝込みを襲うような真似は死んでも出来ん」

組織女「・・・はっ、あたしの根性論くらい、甘い考えの騎士道精神だなぁ、おい」

騎士団長「ふん、別に今更だ。お前こそいいのか?正直、今この場で襲いかかられたら、私は完璧に対処出来るとは言いがたいぞ。戦闘により疲れもストレスも、極限にまで高まっているしな」

組織女「襲う、ねぇ・・・はっ、んな事、出来る訳ねぇだろ」

女「?なぜ?」

組織女「なぜって・・・そりゃあまぁあたし達、もうダチだろ?ダチを襲う理由があるか?」

女「・・・はぁ?」

男(出た・・・組織女の、この感じ)

機関女「・・・メイド、組織女さんは一体何を言ってらっしゃいますの・・・?」

メイド「お嬢様、アレです。・・・マンガやアニメでよくある、殴りあったあとに、土手に寝そべって『お前つえーな・・・』『へっ、お前だって大したもんだぜ・・・』的なアレです」

機関女「な、なるほど・・・現実でそんな事している方を見た事ありませんでしたが・・・それが今まさに、ここに顕現するのですわね!?」

男(それは微妙に間違っているぞ・・・まぁ、ともかく。組織女の中では、一度でも共闘した事ある奴は全員ダチっていう定義らしい・・・それは中学の時からそうだったしな)

女「ダチって・・・たった一回、必要に迫られて共闘しただけよ・・・?」

組織女「ダチになる理由なんて、それだけで十分だろ?ましてや、それがただの殴り合いじゃなく、命を掛けたモンなら尚更だろうが」

騎士団長「・・・今時、一本気な女性なのだな、組織女」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
432Res/492.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice