過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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349:名無しNIPPER[saga]
2015/12/12(土) 13:29:40.92 ID:q8oQxg8s0
女「ええ、本当にね・・・その言葉を聞いて、私はなんとか元気を取り戻せた・・・その後も、事ある毎に団長は私を気にかけてくれてね・・・食事や遊びに幾度と無く誘ってくれて、戦闘面でも一体何回助けられたか・・・団長は恩人よ。あらゆる意味でね」

男「・・・そうか」

女「うん。だからなんとしてでも先生を倒す。そして団長を助ける。今までの恩返しをしなきゃね・・・なんとしても。敵が何であろうと、ビビってなんかいられないわ」

男「ふむ。いい覚悟だ・・・ふっ、それなら俺も安心してお前に背中を預けられるというものだ」

男(・・・先生も、団長殿のような人が居ればあるいは・・・心の均衡、か・・・)

女「ううん・・・こんな覚悟が出来るのは、あんたのお陰よ」

男「ん?」

女「・・・あんたがいるから、私達は生き残ってこれた。あんたがいるから、私はあいつに立ち向かえる・・・一人であいつと戦えって言われたら、正直無理ね・・・私一人じゃ勝てる相手ではないと思うわ」

男「・・・女よ、やけに弱気だな?」

女「弱気とかじゃなくて・・・本心よ。さっきは団長が刺された怒りで、あいつに強気な発言も出来たけど・・・あんたの言ってた通り、奴の実力は相当な物だと想うわ。あの時感じた、奴の『能力』の気配の濃さは団長と同じか・・・もしくはそれ以上だったもの」

男「・・・」

女「でも、それでもあたしが立ち向かえるのは、あんたが隣にいるからよ。あんたはいつも欲しい時に、欲しい助けを私にくれた・・・本当に、感謝してるわ」

男「ど、どうした女?やけに素直というか・・・女らしくないぞ?」

女「な、なによ!私だって、素直になる時くらいっていうか、普通に感謝する事くらいあるわよ!ていうか、私が珍しく素直なんだから、私の言葉をそのまま受け取りなさいよ!」

男「その自覚はあったのだな・・・」

女「う、うっさいわね!もう!!最後の戦いになるんだろうから、私だって最後くらいは素直になるわよ!」

男「うむ。素直になるのはいいことだ。なんだったらこの暗黒の邪王の胸の中に飛び込んで甘えてもいいぞ?お前のその本音を思う存分ぶちまけるがいい。俺の器はこの広大な宇宙よりも広いからな・・・お前の全てを受け止めてやろう・・・ククク」

女「だ、誰がそんなこと・・・っ!」


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