過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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382:名無しNIPPER[saga]
2015/12/24(木) 19:47:49.66 ID:pokMPvGe0
女「ふふん、分かったわ・・・ごー、よーん・・・」

男(な、なんで急に・・・!?この場面で・・・!?畜生何にも思いつかねえ・・・!!)

女「さーん、にーい、いーち・・・」

男(くっ・・・出てこい・・・何でもいいから、出てこい・・・!!)

女「ぜーろ。はい、技名言って」

男「・・・瞬裂幻電霊護荒右麗下円回昴神嵐極上刹重斬・・・!!」

女「・・・」

男(ど、どうだ・・・!?)

女「・・・ぷっ」

男「・・・え?」

男(ふ、吹き出した・・・?)

女「ぷっ・・・あっはっはははは・・・長いし・・・もう何の必殺技かさっぱりわかんないし・・・あーあ、今思えば、なんで最初に出会った時とか、勘違いしちゃったんだろうな、私・・・ぷっくっくっく・・・」

男「・・・あのー」

女「なんか、あんたと出会ってからの私を客観的に思い返せば、一つのとてつもなく長い、勘違い系のコントとか喜劇をずっと繰り広げてたみたいな感じに見えるのかもしれないわね・・・ぷぷぷ、あーおっかしい・・・ふふふっ・・・」

男「お、女さん・・・?」

女「ふふふふっ・・・あー笑った笑った・・・ふふっ、こんなに笑ったの、お姉ちゃんが死んで以来、初めてかもしれないわね・・・くくっ・・・」

男「あの・・・すみません・・・さっきから、置いてけぼりなんですけど・・・」

女「ふふふっ、そうよね・・・だから、私が言いたいのはね・・・あんたは、こんなにも私を笑わせる事が出来るって事。何も出来ないなんて、そんな事ないわ。そんなに自分を貶めなくていいわよ」

男「・・・女」

女「ふふっ、それにさっきお姉ちゃんに言われたでしょ?自分を卑下せず、自信を持って生きろって。だったらいいじゃない。あの上から目線で、変な口調で、根拠のない自信に満ちた、いつものあんたで。それがきっと1番いいのよ」

男「・・・そうかな」

女「そうよ。それに、そういうオドオドしてるあんたも可愛いとは思うけど、やっぱり私は、普段のあんたの方が好きかも」

男「・・・そうか」

男「・・・」

男「く、ククク・・・全く、さっきから誰に向かってそんな口を聞いているのだ?我こそは暗黒の邪王。御刀虎だぞ?全く、偉そうに・・・」

女「ふ、ふふっ・・・そうそう・・・あんたはやっぱりそうでないとね」

男「ふん・・・全く、生意気な奴め。実はさっきまでの態度はお前を試す演技だったのだ・・・この暗黒の邪王への忠誠心をな・・・」

女「はいはい・・・ふふっ・・・ふふふっ・・・」

男「ククク・・・アハハハハハ・・・」


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