過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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85:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 23:58:29.04 ID:wE/q+SSc0
男「女よ・・・どうして急に迎えに来たのだ・・・? 来るなとは言わんが、せめて一言くらい言ってくれ」

女「ごめん・・・でも、昨日のあんたがあんなだったらか、私心配で・・・」

男「心配してくれるのは嬉しいが、過剰なのもどうかと思うぞ・・・」

女「うん・・・ごめん・・・」

男「・・・ま、まぁ英雄色を好むというからな。女が俺の魅力に取り付かれるのも無理はない。カカッ」

女「そ、そんなんじゃないって言ってるでしょ、もう・・・」

男「・・・・・・何かあったのか?」

女「え?」

男「まだ出会って一週間も経っていないが、女のそんな顔は初めて見たからな。聞いてみただけだ・・・ふっ、我が千里眼が恐ろしい・・・」

女「男は、すごいね。何でも分かっちゃう・・・うん、実は『冥府落し』決行が遅れるらしいんだ・・・原因は色々あるみたいなんだけど・・・」

男「・・・・・・・マジで何かあったのか」

女「それで。それ聞いたら『戦争』に勝てるのか不安になっちゃって・・・ごめんね、私は男の彼女でもないのに・・・」

男「いや・・・」

女「・・・・・・」

男「・・・・・・」

女「(男黙っちゃった・・・やっぱり、うざかったわよね・・・)

男「・・・・・・・・・・・・案ずるな、女よ」

女「え?」

男「正直言って、『戦争』に勝てるかどうかは、微妙だ。俺の力も無限ではないのでな。『機関』も、『組織』も、まだ隠し玉があるはず・・・だが、なんと

しても俺はお前だけは守り抜こう・・・」

女「え・・・?」

男「ククク・・・なにせ、お前は俺が『戦争』に参加するのに、最高のお膳立てをしてくれたからなあ? それに対する礼くらいは当然するさ・・・お前が俺

の名を呼べば、俺は必ずお前の前にあらわれて、お前を守る・・・ここに、それを誓おう・・・ククク、この暗黒の邪王に守られる栄誉を深々と噛みしめるが

いい・・・カカッ」

女「お、男・・・うん・・・へへ、その言葉、信じるよ? 裏切ったら、私の剣で真っ二つにしてやるんだから♪」

男「カッ、それは怖いなぁ・・・ククク、ところで女よ。いつもの顔に戻ったな」

女「え? ・・・あ」

男「ふん、気分は晴れたか? では学校へ行くぞ・・・ああ、勿論『奴ら』に気をつけてな・・・」

女「・・・ふふっ、男に言われなくてもそんな事分かってるわよ!」

男(・・・さっきの言葉は、本心だ・・・例え命に変えても、女と団長殿は守りぬかなくては、な・・・それが悪気があったわけではないとはいえ、これは嘘を付き、二人を騙した罪の報いだ・・・)



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