過去ログ - 【ラブライブ!】真姫「壁ドンマスター西木野」
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7: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:18:15.90 ID:LLVL95dMo
そうこう考えている間にも、気まずさが二人の間に蓄積されていく。

私は耐えられなくなって、

真姫「こ、この後どうするんだっけ……」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/06(火) 19:18:38.18 ID:CKtCsCaxo
京太郎は出ますか?


9: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:21:43.45 ID:LLVL95dMo
にこ「どうしたの? 私に告白でもしたかったの?」

私の脳内で、告白、という言葉が何度も反響した。私がいつも、心で唱えていた言葉。いつもあと一歩躊躇われる行動。

にこ「……なに、真剣な顔してんのよ。まさか本気……」
以下略



10: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:24:01.64 ID:LLVL95dMo
にこ「その表情、反則なんですけど」

にこちゃんはぼそりと呟く。

と、壁際から離れて私と距離をとる。
以下略



11: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:27:05.60 ID:LLVL95dMo
にこちゃんは私を壁際に追いやり、左手を壁についた。

ドン、と言う音よりも、自分の心拍の方が大きい気がした。

私を見つめるにこちゃんが唇を動かし、そうであるはずの言葉を、私の待ちわびていた言葉を紡ぎだす――。


12: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:32:12.18 ID:LLVL95dMo
にこ「私、真姫のことが――」

心はもう、燃え上がっていた。

聞かずとも分かるその言葉。
以下略



13: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:35:45.57 ID:LLVL95dMo
空気が凍りついた。
いや、元から無音だったはずなのだが、それが殊更意識された。

真姫「……ぷっ」

以下略



14: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:38:33.40 ID:LLVL95dMo
にこちゃんは、そこではっと目を見開いた。

にこ「……聞いた?」

真姫「ばっちり」
以下略



15: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:42:12.93 ID:LLVL95dMo
つやつやの髪のいい匂いをかぎ、にこちゃんのあたたかさを肌で感じた。
にこちゃんも、こちらを抱き返してくる。
柔らかい感覚と、甘いにこちゃんの視線が、早鐘を打っていた私の心臓を落ち着かせる。

真姫「もう一回、壁ドンさせてくれないかしら?」
以下略



16: ◆VJRQu9X6ME
2015/10/06(火) 19:44:08.67 ID:LLVL95dMo
真姫「でもこれだけは言わせてほしいわ」

にこ「なによ」

真姫「にこちゃんは私だけのものだからね」
以下略



17: ◆VJRQu9X6ME[sage]
2015/10/06(火) 19:44:50.74 ID:LLVL95dMo
お読みくださりありがとうございました。
saga忘れてた……


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