過去ログ - モノクマ「学級裁判!!」KAZUYA「俺が救ってみせる。ドクターKの名にかけてだ!」カルテ.6
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880: ◆takaJZRsBc[saga]
2016/08/15(月) 00:04:41.75 ID:OoqJBge50

セレスはのらりくらりとかわしてなかなか言わなかった。これは駆け引きだ。
焦らすことによって相手の注意をひき、更にそれだけ重い出来事だと思わせる心理戦である。

つまり、この時点で山田は見事にセレスの術中に嵌まっていた。


「……あの子のことについてですわ」

「アルたん……!」


あからさまに監視カメラを意識して声を落とす。山田の顔がみるみる青ざめた。


「彼女に、彼女の身に何か……?!」

「いえ、そういうことではないのです。ただ、山田君には言いづらいというだけのことで」


山田は今にも叫んでセレスの肩を揺さぶりたかったが、監視カメラの存在があったので何とか抑えた。
アルターエゴが黒幕にとって不都合な存在だと言うのは流石の山田もわかっている。


「僕にとって? つまり彼女ではなく僕にとって良くないことが起こったと?」

「はい。……黙っていようかとも思ったのですが、やはり伝えておこうと思いまして。これを」


スッと、セレスは山田から借りていたカメラを取り出す。
画面には脱衣所で楽しげにしているKAZUYA派の男子メンバーが写っていた。


「これが、何か?」

「わかりませんか? 陰になって彼女ははっきり写っていませんが、これは彼等が
 彼女と話している姿をたまたま見掛けたわたくしが盗撮したものです」

「なんと!」


勿論、嘘八百である。




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