過去ログ - 渋谷凛とストーカー 「凛ちゃんを壊さなければならぬ」
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36:名無しNIPPER
2015/10/09(金) 18:04:06.04 ID:dEkvCplN0
静かに歩みを進め、凛ちゃんに近付いて行った。
マスクとフードに隠れて顔が見えないせいか、
歩み寄る僕の事を気に留めなかった様だ。

凛ちゃんの目の前まで来て、僕は立ち止まった。
僕を見た凛ちゃんは、缶コーヒーを飲む手を止めた。
驚いた様子ではなく、口を半開きにして呆然としていた。

きょとんとした凛ちゃんに向けて、
僕は無言で催涙スプレーを浴びせかけた。
攻撃された凛ちゃんは、
缶コーヒーを地面に落とし、両手で目を覆った。
目頭を押さえながらむせっている。
凛ちゃんの目から涙がこぼれて来た。

僕は厚手の革手袋をした左手で凛ちゃんの口を押えた。
予想通り、凛ちゃんは噛み付いてきた。
だが、凛ちゃんの歯は革を噛むだけで、僕の手には届かなかった。

僕「騒いだら切り刻むよ」

そう言って僕は、
右手に持ったカランビットの刀身を凛ちゃんの頬に当てた。
冷たく硬い金属の感触が頬に伝わった事だろう。

僕「これが何だか分かる?」

凛ちゃんは目から手を除けた。
涙に濡れて真っ赤に充血した目は、
怯えているらしく焦点が定まっていなかった。

ベンチの脇に繋がれた小型犬が、けたたましく吠え続けていた。
僕はその犬を無視して凛ちゃんを立ち上がらせた。



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