過去ログ - スペースコブラ・ダークソウルクルセイダーズ
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17:名無しNIPPER[saga ]
2015/10/10(土) 03:07:14.67 ID:d7BwWH8B0
ガコン…



コブラ「あたり一面雪景色で、おまけに断崖絶壁か……いよいよ異世界探訪の始まりか」

コブラ「…へっ…ヘーックショイッ!にしても、 この寒さってヤツには参ったね…」ズズッ

レディ「貴方が風邪?今日は珍しい事の連続ね」

コブラ「金属板とにらめっこしてるうちにインドア派にでもなったかな?」



騎士「この先の崖に立てば、王達の地に行ける」

コブラ「…不死の使命の始まりだな」

騎士「ああ。言い伝えが正しいのなら、そのはずだ」

騎士「そして、その崖に立てる者は、選ばれた者だけだ」

騎士「それには恐らく…認めたくないが、私は含まれないのだろうな」

コブラ「行かないつもりなのか?」

騎士「行かないのではなく、行けないんだ……私では、使命を見つける事も出来ない…」

騎士「キミに道を譲ろう」

コブラ「………」


恐らくは貴族階級にあったであろう騎士は、不死院を出てすぐの瓦礫に腰を降ろした。
デーモンと神々が跋扈する地に脚を踏み入れるには、力が全く至らない。
そう判断し、彼は苦渋の選択を受け入れた。
コブラはレディを連れて崖の際に立ち、そんな失意の中にある騎士に語りかける。


コブラ「そういやあ、あんたの名前を聞いてなかったな」

騎士「……オスカーだ」

コブラ「オスカーか…」


遥か遠くから、風を切る音が響く。
突風とも、鳥の羽ばたきとも取れる音が。


コブラ「オスカー。使命は授けられる物じゃない」

コブラ「使命ってのは、こっちから迎え撃つ物じゃないのかい?」

オスカー「………」

コブラ「授けられるのを待ってたんじゃ、それは使命なんかじゃないのさ」

バ サ ッ !

オスカー「!」



騎士へと振り向いたコブラとレディを、瞬間、巨大な鴉が連れ去った。



オスカー「…コブラ……」




こうして、不死院からまた2人の巡礼者が現れ
かの者らは、かの地へと向かう。

古き王達の地…


ロードランへと…







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