過去ログ - にこ「ニコは百日紅ニコ!」真姫「にこちゃんはローズマリーね」【ラブライブ!】
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3: ◆90wX8LPeMY[saga]
2015/10/10(土) 17:45:38.68 ID:6a71aF4D0
四月の麗らかな陽の下、凛と花陽は真姫の席――教室の窓際最後列――に机をガチャガチャ寄せ合って、和やかな昼食を摂っていた。

「うにゃー!」

プチトマトを箸でつかむ事に大苦戦している凛を横目に、真姫は視界を窓の外へと向ける。

自身の音楽は少しだけ息を永らえたけど、でも、それはきっとほんの一年か二年ぐらいで、またすぐ息を潜めてしまうだろう。

真姫は「西木野総合病院の跡取り娘のお嬢様、こっち側の西木野真姫」なのであって、「ただのピアノが上手な向こう側の西木野真姫」にはなれない。

今はこうやって花陽や凛が居て「μ'sの西木野真姫」として存在を許されている。

それは小学校の頃の「お嬢様の真姫」では決してない。
幼き頃の真姫が思い描いた「向こう側の真姫」とも違う。向こう側、という点では一緒ではあるのだが。

真姫を繋いでいるのは、穂乃果に引きずり込まれたμ'sという一つの部活。

μ'sが無限じゃないのと同じように、静かに息をする事を許された真姫の音楽も、真姫自身が向こう側にいられるのも有限なのだ。

いずれ元の場所に帰る時が来る。その終わりの時を真姫は静かに待っている。そういった考えを持ってしまっていた。


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