過去ログ - 【がっこうぐらし!】慈「めぐねえハーレム?」【安価】 その2
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416: ◆vcwOztGGw2[saga]
2015/11/04(水) 02:49:25.29 ID:PfpvvqSy0
慈「様子……そうね。大体、分かったような気がするけど」

 頭を真面目モードに切り替え。
 由紀ちゃんと話していて分かったけど、彼女は――

慈「何もなかった、と思っているのかしら」

天子「まあ、大雑把に言えばそうですね」

 細めていた目をスッと開き、栗宮さんは頷く。

天子「昨晩彼女と話をしましたが、由紀ちゃんは危うい状態にいると思います」

慈「危うい? 思い込みなら、それほどでもないと思うけれど」

天子「思い込みではなく、当然のことだと認識しているとしたら……どうなると思います?」

 認識。分かってはいたことだ。
 認めたくはなかったけど――そういうことだとしか思えない。

天子「自分は学園生活部の部員。学校で生活していて、今も日常を過ごしている……そう記憶している」

慈「――ええ」

 昨日の由紀ちゃんに演技の類いの気配は感じられなかった。
 由紀ちゃんが誰かに、それも仲間の全員に嘘をついて演じ抜くなんて技量はない。
 彼女の記憶が都合のいいように、傷つかないように改竄されているのだろう。
 栗宮さんの言葉に、私は頷いた。

天子「多分、今の彼女は奴らと対峙した時、まともに動けなくなると思います」

天子「精神的に大きなダメージを負うこともあるかと」

慈「そうね。気をつけておかないと」

 そうでなくとも辛い思いをしてきたのだ。
 これ以上、そういう思いはできるだけさせたくないものだ。
 由紀ちゃんを贔屓するわけではないけど、死人を出すわけにはいかないし。


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