過去ログ - 【SideM】伊瀬谷四季「バンド名決めるっす!」
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13:名無しNIPPER[saga]
2015/10/11(日) 02:38:20.30 ID:1U+Ot3Hx0

『Heavens diner』  

        ……とかはどうだろう?


そう、あれは遥か遠い異国の地
どこまでも続くメキシコの青い空の下でのこと

あの時の俺は誇張や例えではなく、文字通り人生の終わりを迎えようとしていた。
そんな危機的状況だというのに、何故か俺は日本にいる世話焼きなとある友人の事を思い出していた。
そいつはきっと今の俺を見たら心配するよりもまず呆れた顔をしてこう言うだろう。

「なにしてはるんですか、あなたはまったく……しょうのない人ですね」

彼とは古くからの付き合いで、そうだな……いわゆる腐れ縁ってやつだ。
思えばその友人――東雲とお互いの将来について語り合った高校時代のあの教室。
あの場所が今のこの状況に至るまでの発端、すべてのはじまりだったのかもしれない。



四季「……なんかはじまったんすけど」

春名「ねえ長いの?これ長い?」

隼人「えーと、原稿用紙600枚分くらい」

四季「はあ!?」

夏来「大作……だね」

隼人「大丈夫大丈夫」

春名「なにが?なにが大丈夫?」

隼人「面白いからこれ。みんなもきっと夢中になる」

四季「ハヤトっち読んだんすか!?この分厚い紙束を!?」

隼人「読み始めたら止まらなくてさ、気づいたら朝になってた(笑)」

春名「これを徹夜で読破したお前に(笑)だよ」

旬 「一晩で読んだんですか?」

隼人「涙あり笑いありの冒険譚で一気に引き込まれるよ。最後に五人が揃った時は感動のあまり震えたなあ。
   これはハルナとシキにもぜひ読んでほしい」

春名「推薦図書みたいに勧めるなよ……ほれシキ、パース」

四季「ぎゃああああ、その分厚い紙束をこっちに寄越すのやめてくれません!?」

春名「原稿用紙にびっしり文字埋まってるのみると目がシパシパしてくんだよなあ〜」

旬 「ではその束、僕がいただいても構いませんか?」

四季「ジュンっち、読むんすか?これ」

旬 「普段本を読まないハヤトが夢中になるくらいですから。どんな内容か興味はあります」

夏来「この束……読んだ後は、どうするの?」

四季「こっちには回さなくていいっすからね!」

旬 「回しませんよ。そうですね……どこかノンフィクション作品を募集してる出版社に送るとか」

隼人「え、送っちゃうのこれ」

旬 「だって勿体ないじゃないですか。こうして作品としてまとまっているものを僕達の手元で燻らせておくの」

四季「送った原稿用紙の束を巡って後々315プロで一騒動が巻き起こるとは!」

春名「この時のオレたちは知る由もなかった……!的な?」

旬 「それはまた別の話です。さあ次行きましょう」ペタ


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