9: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2015/10/11(日) 02:34:59.33 ID:jcjK0Bse0
次の日の朝。
少しだけ早めに家を出て、通学路の途中……
人通りの少ない道に置かれている郵便ポストの前で、わたしは立ち止まりました。
右を見て、左を見て、もう一度右を見て。
誰もいないのを確認して。
一緒に持ってきたクローバーの栞を握りしめ、わたしは大きく息を吐きました。
慎重にカバンから封筒を取り出し、もう一度だけ宛名を確認して。
わたしはそれを、郵便ポストに入れます。
深呼吸をすると、心臓がバクバクと音を鳴らしているのが、はっきりと分かりました。
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