過去ログ - 【やれやれ】村上春樹風プロデューサー【モバマス】
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21:名無しNIPPER
2015/10/14(水) 06:44:59.82 ID:i7V5fj330
「かな子ちゃん。ごめんね。私がプロデューサーさんを連れてきたせいだよね」

三村を慰めるように、島村が言った。

「ううん。卯月ちゃんは悪くないよ」

島村をかばうように、三村が言った。

「まさかコーラ掛けるとは思わないもんね。普通は予想外じゃない?」

ドア越しでも良く聞こえる大きな声で、本田が言った。

「もうプロデューサーさんをティータイムに誘うのは止めにします」

呆れた口調で、島村が言った。

その一言は僕の心を大きく抉った。

巨大重機のバケット・ホイール・エクスカベーターみたいに。

「そうだよね。いきなりパンケーキにコーラなんか掛ける人だもん。最低だよ」

さも当たり前の様に、本田が言った。

声の大きさも相まってか、ドアを貫通した本田の声が僕の鼓膜に響いた。

その一言は、物理的にも心理的にも、徹甲弾のごとく僕に突き刺さった。

鼓膜から入った声が認識へと溶け込んで行き、僕の心を傷つけた。

鎧を貫いた後の銃弾が体の中でうずく様な気分になった。



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