過去ログ - 【やれやれ】村上春樹風プロデューサー【モバマス】
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名無しNIPPER
2015/10/14(水) 06:45:30.65 ID:i7V5fj330
それ以上はつらくて聞いていられなかった。
ドアから耳を離した僕は、自分の部屋へ戻ることにした。
ノモンハンの荒野を歩く敗残兵の様に失意に満ちた重い足取りで、
僕はうな垂れながら孤独に廊下を歩いて行った。
そうしてドアの前までたどり着くと、
僕の部屋の前に、銀髪で猫目の少女が立っていた。
「プロデューサー。待っていました」
「アナスタシアさん」
アナスタシアは僕の帰りを待っていたと言った。
「何の用でしょうか?」
「ダー……はい。新曲について相談に来ました」
アナスタシアは言った。
彼女は、ロシア語と日本語を混ぜた独特の喋り方をする。
「お入りください」
僕はアナスタシアと一緒に部屋の中へ入って行った。
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