過去ログ - 【やれやれ】村上春樹風プロデューサー【モバマス】
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36:名無しNIPPER
2015/10/17(土) 08:05:35.15 ID:Er6F8LuS0
仕事を終えた僕は、高垣がいるバーへ入って行った。

M.J.Qのレコードが流れる薄暗い店内は、

人が多く賑やかだが、落ち着いた雰囲気だと思えた。

こういう店もジャズも高垣によく似合っている、

と僕は思った。

「高垣さん」

僕は、先に席に着いていた高垣に挨拶した。

高垣は、コム・デ・ギャルソンのチュニックを着て、

椅子の脇にコーチのハンドバッグを置いていた。

「プロデューサーさん」

高垣に挨拶された僕は、彼女の対面に腰かけた。

僕と彼女は、赤いベルベット貼りの座椅子に座って向かい合う。

よく磨かれて光沢を放つチーク材のテーブルの上には、

アペタイザーのアヒージョが置かれていた。

「今日は飲みながらゆっくり語り合いましょう」

僕は言った。

「そうですね。まずは何か頼みましょう」

高垣が言った。



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