過去ログ - 【ラブライブ】にこ「海未のお姉ちゃん」
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121:名無しNIPPER
2015/10/26(月) 23:04:50.98 ID:nVOTAKuCO

海未「え、えっ!?!?」

にこ「…………」

海未「ま、待ってくださいっ!」


にこの手から逃げるように体を反らす海未。
それから、赤い顔でにこに抗議してくる。


海未「い、いきなりなんですかっ!? む、無言で撫でないでくださいっ」


じゃあ、なんか言いながらならいい……わけではないか。

まったく……。
昔話とかするんじゃないわよ。
あの時のこと、昨日のことみたいに思い出しちゃうじゃない。

こころが生まれて、それから家のことも手伝わないといけなくなって。
ここあやこたろうが生まれてからは、さらに家のことを手伝うようになった。

だから、ずっと気掛かりだった。

公園で出会ったあの泣き虫な『妹』のことが――。

かくれんぼうまくなったかな、とか。
ちゃんと笑えるようになったかな、とか。
ケンカはしてないかな、とか。
いつかどこかで会えるかな、とか。

それをこんな形で、雑談みたいに話されるなんてね……。

……ふふっ、上等よ。
そっちがその気ならこっちだって……。


にこ「ねぇ、海未?」

海未「……な、なんですか?」



にこ「笑顔、上手になったわね♪」



海未「え?」

にこ「さ、にこは家に入るにこっ♪」

海未「え、ちょ、ちょっとにこっ!? 今のはいったい?」


耳を塞ぐ。
なにか海未は言ってるみたいだけど……。
あー、キコエナイキコエナイ!

……あ、でも、もう一言だけ言っておこうかしら。

笑顔と、自分の気持ちを隠れさせるのは上手くなったにこの『妹』。
そんな彼女に、にこは得意の笑顔を浮かべてこう言った。




「海未のお姉ちゃんは、今でもきっと――」

「――あんたのこと見ててくれてるわよっ!」




―――――― fin ――――――


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