過去ログ - 八幡「346プロダクションに入社した」
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96:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:05:38.25 ID:NHCPGKpZ0
何かしらツッコミが返ってくると思いきや、府抜けた声を上げるのみで反応が薄い。気になって様子を伺って見れば、口をぽかんと開けて固まっている。


「…なんだよ」


なに?キモかったの?そんなに驚愕の表情を浮かべるほどにキモかったの?泣いていいですか?
本田の顔を眺めながらどうしたもんかと思案していると、みるみるうちに顔が赤くなっていった。そして慌てたように顔を背けると髪をくるくるいじりながらなにかブツブツ言ってる。どういうことなの?と思って対面の二人を見たら島村は顔を真っ赤にして「あわわわ」とか言ってるし、渋谷はなんか冷たい目でこっち見てるし。


「い、いや。ちょっとびっくりしちゃったかなーって。あははは」


もじもじしながらいう仕草がいじらしい。ちらちらと上目遣いでこっち見てくるしぐさに関してはなかなかグッとくるものがありますね、うん。


「お前が褒めろって言ったんだろうが。なんでテンパってんだよ」

「だ、だってそんなこと言われると思わなかったんだもん…普通にデビューおめでとうとかそんな感じかなーって」


たはは、と笑って照れくさそうにしている。が、なに?デビュー?


「なんだそれ。初耳だぞ」

「えっ!?嘘!?」

「私たちのデビューが決まったってプロデューサーさんが…」

「…聞いてなかったの?」


ナニソレキイテナイ。下っ端の俺には必要ない情報と判断されてしまったのだろうか。しかし、デビューするとなれば俺の仕事量も必然的に増えるわけで、心構えができるか否かで結構違うと思うのだ。ちょっと後でプロデューサーに直接確認しに行こう。割と重要案件な気がする。
しかし、俺が勘違いをしていたとわかると先ほどの発言が異様に恥ずかしく思えてきた。自分の顔が熱くなっているのを感じる。




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