34:名無しNIPPER
2015/10/18(日) 00:07:22.01 ID:pKksYR1z0
瑞希「はっ」
昴「まかべえ、気が付いたか!?よかったー、死んじゃったのかと思ってオレ、オレ……!」
瑞希「ああ、たしか剣の稽古を。永吉さん、泣かないでください。そんなに簡単に涙を見せては、いけません」
昴「だってさ、オレ、だってさぁ……!」
瑞希「いてて。頭が割れるように痛いぞ、うーん死んでしまう。永吉さんが隠し持ってるお饅頭を分けてもらえれば治る、かも」
昴「大丈夫か!?やっぱりお医者呼んでおくんだった!くそっ、すぐに戻るからまかべえはここで」
瑞希「永吉さん、待ってください。その懐に隠したお饅頭さえあれば治ります」
昴「馬鹿、何言ってんだ!オレ饅頭なんて、おい、どこに手突っ込んで、え!?」
瑞希「甘くて、美味しい……もぐもぐ。頭の痛みも飛んでいくようです、永吉さんも食べますか?」
昴「え、は、え?その饅頭どこから、はあ!?」
瑞希「では半分こにしましょう、ぱかり。どうぞ、お茶はありませんが」
昴「う、ん」
瑞希「美味しいですか?」
昴「……あまい。うまい」
瑞希「よかった。これからは無闇に斬りかかってはいけませんよ、棒きれでも誤れば命に関わります。では」
昴「あっ、ちょ!ちょっと待ってくれよ、今のどうやったんだ!?オレにも教えてくれ!」
70Res/50.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。