36:名無しNIPPER[sage]
2015/10/18(日) 00:08:46.26 ID:pKksYR1z0
瑞希「永吉さん、石ころを拾ってみてください」
昴「こうか!次は?」
瑞希「もう少し小さい方がいいでしょう、握りこぶしに隠れるぐらいの」
昴「これとかか!隠れた、どうだ?」
瑞希「はい、どこからどう見ても石は持っていません。ではその拳を左袖に入れてください、あっ、私のではなく、永吉さんの」
昴「おーごめんごめん、それでそれで?」
瑞希「今度は石が見えるようにして袖から出してください。これで、何もないところから石が現れました」
昴「?何言ってるんだ、これは今オレが拾って袖に入れたんじゃないか」
瑞希「永吉さん。もし永吉さんが拾うところも隠すところも私に見せていなければ、私にとっては突然現れたのと同じです」
昴「うーん、よくわかんないけど、なんかすげーな!」
瑞希「……つまり、私の剣はそういう剣なのです。真正面から斬り合う剣術は道場で習うとよいでしょう」
昴「うん、師匠とまかべえの二人に習えば二倍強くなれるもんな!」
瑞希「えっ」
昴「これからよろしく、まかべえ師匠!」
瑞希「いつの間にか永吉さんの師匠に……困ったぞ」
昴「あ、オレもう帰るな!明日も同じ時間にここにいるから!じゃあなー」
瑞希「……困ったぞ、瑞希」
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