過去ログ - 提督「ひるよる鎮守府?」【安価、コンマ】
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15:名無しNIPPER[sage]
2015/10/16(金) 22:02:09.31 ID:ZokZ6GP9o
一旦明かりを消して、動かないことを願いながらにじり寄って行く。
そしてぎりぎりの位置にまで近づいて、おもむろに光をつけてみた。
光に驚いたのだろうか、文字通り総毛だった毛玉は、まるで子供のように逃げ出し、
途中で壁にぶつかりながら廊下の角を曲がって行った。

少しの罪悪感と、奴らは壁をすり抜けることができないということを確認しながら、
屋上を目指して、階段を上り始め、そして上り切って、屋上の扉に手を掛ける。

手を掛けた先に見えた景色は、満天の星空と、四人の少女――。

 眠い、眠い、眠い眠い……。

一瞬、ふら付いて再び見返すと、四つの黒い毛玉がそこに浮いていた。
退くか先ほどのように追い払うか、悩み、後ろを振り向いたところで、
黒い影が階段を飲むように覆っていることに気がついて、急いで屋上に乗り込んで。
後ろ手で扉を閉めた。再び前を眺めると、四つの毛玉はこちらににじり寄ってきていた。

そして、そのまま、黒い毛玉はこちらの身体に触れて――

『人間』『人』『艦娘が守るべき人』『提督?』

『私たちの提督?』『このひとが……』

やめてやめてやめていたいたいいたいどうしてどうしてどうして
ゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさない

どうして、私たちがこんな目に?


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