過去ログ - 提督「ひるよる鎮守府?」【安価、コンマ】
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名無しNIPPER
[sage]
2015/11/17(火) 13:11:46.31 ID:ZQBCPfcXo
「ひとーつ、ふたーつ、……よーっつ」
「う、うう、あああ」
「ほらほら、早く認めないと数がどんどん増えていくぞう、やーっつ」
秋月の瞳孔は揺れた! 口からは言葉にならない音が漏れ、身体は小刻みに振動している。
増やすごとに増やすごとに、彼女の動揺はひどくなり、いつもしゃきっとした姿からはかけ離れた状態になって行く。
「良いじゃないか、ご飯を奢るくらい。じゅうろく」
「だって、だって、私、いままで外食、なんて、したことなかったん、です。そんな私がおしゃれな店に行くなんて、皆さんも――」
「ええい、いいから来い! 行かないと、さんじゅうに!」
「ああ、やめて、やめてください! そ、そんなに積まれたら、私、私、牛缶、牛缶があ」
「ふん、そんなこと言いながら身体は正直みたいだな。上の口が湿っているようだぞ。……これで最後だ、ろくじゅうよん!」
目の前に置かれた牛缶の山を蹴散らすように牛缶を叩きつける。秋月は堪えきれなくなったのか目を回して意識を失った。
……うん、やりすぎてしまったな。目の前の牛缶の山を眺めながら考える。この前の食事の礼をしようと、回転ずしにでも連れて行こうといたが、
秋月が拒否しそうなことは目に見えていた。そのため、ついでに牛缶をプレゼントする方式で攻めていったわけであるが、給金に任せて倍々ゲームで増やしたらこのざまである。
「提督命令で、普通に連れ出すことにしよう……」
涎をたらしながら眠る秋月の口元をふき取ってやりつつ抱き上げて、パンツは赤でも身体は青なんだなとか思いながら、行く店の算段を立てるのだった。
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