過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える 続きと終わり
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 17:31:08.20 ID:kAKMmD4ho
「雪ノ下、あのな……。よかったら、俺と…………」

ああ、そうか。ここまで言われて、やっとわかった。

この言葉の続きを私は知っている。

生徒会室での彼の本音を聞き、理解し、今からそれが告げられようとしているということは、予想通りということだ。

つまり、私の恋はまた実らない。

どうしようもないな、私は。

二人を祝福しようと決めたのに、どうしようもなく、耐えようもなく、痛い。胸を棘でかきむしられているようだ。

でも、これでいいの。悪いことばかりじゃないから。

これなら私は彼女と友人で居られる。私の居場所は守られる。寄る辺を失わずに済む。


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