過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える 続きと終わり
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 17:41:54.96 ID:kAKMmD4ho
部室や生徒会室で彼と二人きりになることはこれまで何度もあった。

そんなとき、一人でいることがさほど気にならない私と、同じく元来からそうであろう彼は互いに干渉しなかった。そう取り決めをしたわけではないが、それが暗黙のルールのようなものになっていた。

でも今はとても同じようにはできない。ここに他の人が来ることはないし、本に目を通すわけにもいかない。

嫌でも狭い空間に二人きりであることを意識させられる。ぎこちない彼もおそらくそうなのだろう。

「座ってて。お茶……用意するから」

「あ、いや、お、お構い無く」

「あの……そんなにそわそわしないでもらえるかしら……。私も落ち着かなくなるわ」

「う……すまん」


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