過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える 続きと終わり
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 19:41:40.35 ID:kAKMmD4ho
「元のお前は強くなかったとしても、変わろうとしたお前自身は、変わろうとしたこと自体は誰かの真似でそうしようとしたわけじゃねぇだろ。俺が憧れてたのは、過去を否定するんじゃなくて、弱さを肯定した上で変わろうと足掻くお前の在り方なんだ」

言葉が出ない。彼がそんな風に私を見てくれていたなんて。

「世の中に、この世界に自然に真っ直ぐになるもんなんて存在しねぇんだよ。だからお前の、なりたいものに向かって真っ直ぐ進もうとする姿勢はきっと、お前自身の強さによるものだ。俺はずっとそこに憧れて、惹かれて……」

言葉にならない。私の知らない私を、彼が見つけてくれたなんて。

彼の話す速度と口調が落ち着いて、一言一言を噛み締めるようなものに変わった。


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